クリストフォルー

ザ・シークレットマンのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)
3.8
“ THE MAN WHO BROUGHT DOWN THE WHITE HOUSE“なんて、まるで非難するような原題が付いているが、映画のラストで説明されているように、マーク・フェルト氏は単なる情報提供者じゃなく、“whistleblower=内部告発者”だ。前年の「スノーデン」もそうだ。
好んで告発者になる者はいない。しかし、(公)権力の暴走・犯罪は、社会に明らかにすることなしには、止めることも改めることもかなわない。やむにやまれぬ気持ちがかたちになるまでには、葛藤と覚悟と勇気が要る。知らぬ存ぜぬで逃げ切ろうとする者たちには、永遠に解らないのだろう。
私個人は、『森友・加計問題』をマスコミによる捏造だと言い張る人々の気持ちなど解りたくもないが…。
森友問題で『赤木ファイル』を残した赤木俊夫氏や、加計問題を内部告発した文科省職員が“whistleblower”として讃えられる日本になってほしい。
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