ウォーターゲート事件の解明はワシントンポストの新聞記者たちの取材によって成し遂げられた。
ただ正確な情報筋はその時に明らかにされず、FBIの誰かとしか公表はされていなかった。
この映画はFBI副長官マーク・フェルトが情報提供者であることを告発するまでが描かれている。
そもそもがなぜ30年以上勤めあげた自身の職場を告発しなければならなかったかだ。
結果的にはそれがFBIという組織を守ることにはなるのだが。
自身の仕事と並行して家庭のいざこざが描かれるのだが、この部分が全くいらない。
おそらく上映時間に入れ込むためなのだろうが、観客が知りたいのはウォーターゲート事件であり、フェルトの家庭環境ではないのだから。
「ペンタゴン・ペーパーズ」や「大統領の陰謀」も別の視点で見れるので、色々違いが見れて楽しいのかも。