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劇場版 其ノ灯、暮ラシのtatsuのレビュー・感想・評価

劇場版 其ノ灯、暮ラシ(2017年製作の映画)
4.0
映画宮本から君へを鑑賞→ドラマ版宮本から君へを鑑賞→エンディングテーマが印象的で気になり調べる→MOROHAというアーティストを知る→革命のMVを観て泣く→MOROHAを掘る→今作を鑑賞する←今ここ

僕はつい最近MOROHAと出会いました。正確に言うと、2016年のシンクロニシティにてBRAHMANを鑑賞後にdownyを見るためTSUTAYA O-WESTに移動する際にちょっとだけ見ていたので、最近MOROHAを聞き始めて「ああ!あの時の!」とその日の事を思い出しました。

1MCにアコースティックギター1本の唯一無二のスタイルは印象的で、初めて見た日は「不思議なアーティストだな」くらいにしか感じなかったのですが、最近アフロ氏のリリックをしっかり味わい、UK氏の超絶ギターテクに度肝を抜かれすっかりハマってしまいました。

HIPHOPとかロックとかそういう枠組みでは語りきれない「MOROHA」という新ジャンルだと個人的には認識しております。

また、今作を監督されたエリザベス宮地氏は、あの名作「テレクラキャノンボール2013」からの派生で誕生した、BisやBishなどのアイドルを追いかける作品を鑑賞していたので、最近観たばかりの「アイドルキャノンボール2017」で名前を聞いたことがあり、「ここで繋がったか!」とまた運命的な出会いを感じました。

今作面白いのが、MOROHAというアーティストをただ追い続ける作品ではなく、監督自身の身内や元恋人とのお話や、MOROHAのファンにまでフォーカスして組み立てられたドキュメンタリー作品となっており(その日監督が会った一般人の家に泊まりに行ったりします)ラストは、全てが繋がりかなりエモーショナルな作品となっていて、ただのアーティストのドキュメンタリーに留まらない魅力的な作品に仕上がっていたと思います。

ちょっと言語かするのが難しいですが、最後は「俺も、もっともっと頑張らなきゃな」と元気つけてくれるような作品でした。

MOROHAのファンはもちろん、私のように最近彼らを知った方にもとてもオススメの作品です!
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