ピーポの弟子

わたしは、幸福(フェリシテ)のピーポの弟子のレビュー・感想・評価

3.0
フィクションであるはずなのに、物語を収束させるための小細工や、画として成立させるための技巧が全く感じられず驚いた。淡々と綴られる日常と、危うげなコンゴの町の風景のコラージュ。作り手の諦めにも似た怒りのような感情を感じてしまう。1人の女性の日常化した悲劇をこんなにも剥き出しで見せつけられると、ほんとうに疲れる。パワーのある映画だった。