あさ

クルーシブルのあさのレビュー・感想・評価

クルーシブル(1996年製作の映画)
3.5
2016年にベン・ウィショーさんがやってた舞台"the cruicible"観たかったな〜と思い、以来気になっていたもの。アーサー・ミラーの戯曲をニコラス・ハイトナーが映像化したってだけでかなり強い。

見ながら改めてマッカーシズムとか、魔女狩りについてちらちら調べてたんだけど、知ろうとすればするほど闇奥が深すぎる。セイラム魔女裁判という実際の事件を描いてるわけだけど、現代でも一部では魔女狩りって続いてるんだとか。

映画としては正直そこまでハマらなかった。けど、この戯曲自体が気になってたのでそれを知る意味では見れて良かった。若きダニエル・デイ=ルイスも見れましたし。ウィノナの鼻につく演技も役には合ってた。

清教徒が多いセイラム。使用人と関係を持ったプロクターが相手をhoeと責めるのも、いや貴方も手を出した時点で…と思ってしまうけれど。それを認めることがこの村ではすごく重い。妻の庇い方も。絞首で人が集まって、笑顔になるなんて、集団心理恐ろしい。

ポスターの「あなたが欲しくて体が疼く…」って完全にウィノナを偶像崇拝した観客をエサにしただけのクソキャッチコピーだな〜。
あさ

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