イチロー51

ホイットニー:本当の自分でいさせてのイチロー51のレビュー・感想・評価

4.0
世界中を魅了したポップシンガー「ホイットニー・ヒューストン」
才能を見せ始めていた幼少期から、薬物中毒との壮絶な闘い、そして衝撃の死までを追うドキュメンタリー作品。

大きな成功、痛ましい悲劇。世界ポップス史の中でも絶大な人気を誇ったシンガーとして記憶に残る歌姫の人生をたどる。

本作はドキュメンタリー映画なので、映画としての面白味は有りません。しかし、世界の歌姫を知るのには無くてはならない作品だと思います。


貧しいスラム街に生まれ育った少女が、いきなりトップスターに上り詰め、止まらないジェットコースターに乗せられ、それは自分ではコントロール出来なかった。

類い稀な素晴らしい歌声、チャーミングで、抜群のプロポーション。
彼女の歌を初めて聴いたのは80年代中頃だった。
直ぐにデビューアルバムを購入して、擦り切れる程聴いたのを覚えている。

そして、80年代と90年代LIVEに3回足を運び、最後にLIVEに行ったのが2010年2月。その時は全盛期の声は出なかったホイットニーだったが、20年振りに生歌を聴いて感無量だった。

60年代〜80年代に多くのミュージシャンがドラッグに身体を蝕まれてボロボロになり、痩せて声を枯らし、死に至っている。ホイットニーも例外ではなかった。

素晴らしい歌声は絶対に忘れない!
一番素敵だった頃のホイットニーの面影を大事にして胸に刻み、これこらも彼女の歌を聴いていくのだろう!