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ホイットニー:本当の自分でいさせての553のレビュー・感想・評価

3.8
ヒット曲を飛ばしたホイットニー・ヒューストンの半生を描いた作品。

私はホイットニーの有名な曲しか知らなくて歌唱力があり華やかなイメージを持っていたけど、この作品では名声を得た彼女の苦しみや葛藤、周囲の人間との関わり方が描かれていて初めて知ることが多かった。

貧しい家庭で育った彼女が白人受けの為に作られたいわゆる"黒人らしい音楽"から離れた売り方をした為、"白人に魂を売った女"と呼ばれ同じ黒人からブーイングされたこと。
彼女が活躍していた時代は今より世間の同性愛への理解がなかったこと。
自分ではコントロールできない部分が多い中、ステージの上ではキラキラしていたんだなぁ。

この業界に居るとデビューする前の自分を分かっていないと自分が崩れていく。という台詞が印象的でした。
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