なかなかリアルなミリタリーアクションで見応えがあります。これは続編のようですが前作を観ていなくても問題はないようです。メインストーリーの途中に頻繁に回想が入ります。回想で隊員の背景を丁寧に描く事で物語に深みを与えていますが、その弊害としてメインストーリーのテンポと緊張感が失われているような気がします。
隊長が渋くてカッコいいですね。隊員のオーズ役の人がシャイア・ラブーフに似ています。「頭では撤退すべきだと分かっている。心がそれを許さない」「俺たちは無だ、影が知られぬ事はない」カッコ良すぎ!過ぎたる部分もあるが後半の胸熱の展開は好き。弾を運ぶ役は「プライベートライアン」のアパムの悪夢があるのでドキドキしました。弾運び以外も終盤の展開は「プライベートライアン」に似ている感じがします。トルコ軍が協力しているのか銃器類がリアルで戦闘シーンは迫力 満点。
女性記者の物言いにイライラします…。言っている事は正しいのかも知れないが勝手で記者のクセに感情露で全体を見れない…。仕方ないのかも知れませんが、トルコ万歳トルコ軍万歳のプロパガンダ的な表現が目につきますね。ちょっと尺が長く感じました。もう少しコンパクトに纏められると思うのですが。
期待せずに観たらスゴく面白く、久しぶりに掘り出し物を当てた気分。CGとか雑な部分と足りない部分もありますが、ミリタリーアクションとして満足出来る映画でした。
