もどかしくて懐かしい。
歳とっても、少し忘れるだけで何も変わらない。
冒頭のシーンから幼い頃の2人の思い出や、お互いにまだ魅力を感じているし、求めあっている部分を感じる。
チグハグでうまくいかないやりとりが絶妙で、かつ優しい。
短い時間の中に、電話の音とシェービングクリームをかき混ぜる音でどっちを取るかとか、ラストのシーンの髭剃りを手に取るシーンとか、映画的に美しい表現もたくさん詰まっていた。
自分自身、あのころの恋や昔付き合っていた人に会った時のことを思い出した。14年とか経っても確かに変わらないものはあるんだろうなあと考えた。
お互いが原点であったり、ホクロの小さい点から過去を思い出したり、優しい時間を過ごせました。