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Beyond the Clouds(原題)
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『Beyond the Clouds(原題)』に投稿された感想・評価

映画の最初にテックノロジーの会社のJIO という会社が従業員を募集しているような大きな看板が見える。そこにムンバイと書いてあるからインドかと思った。だってマジッド・マジディ監督はイラン人で今まで観賞した全ての映画はイランが舞台であったから。

In the Name of God でこの映画も始まる。Sun Children はこの言葉で始まらないから、Sun Childdrenは 監督として新しくスタートしたんだね。


その後カメラは地下道のようなゴミゴミした場所が舞台だと気づかせる。賑やかで活気があるが高級住宅街ではない。排気ガスで空がグレイの中を主人公のアミールAamir (Ishaan Khatter) はバイクで仲間と薬物を配達しているようだ。警察に捕まりそうになって13歳の時疎遠になった姉のTaara (Malavika Mohanan)の仕事場に逃げ込む。この洗濯場は一人一人が洗えるようにセメントで仕切られている。初めてこんなのを見た。ここでアクシーAkshi (Goutam Ghose)がタアラの弟アミールの持っていたドラッグを隠してあげるのを助けてあげる。アクシーはタアラに興味があったようで彼女にしつこく付きまとい愛を告白し何か行動に出ようとする。でも、タアラは正当防衛だと思うがアクシーの頭を打ち監獄に入るはめになる。干してあるシーツの間での出来事で明確ではない。アクシーは意識不明でムンバイ病院に入院。ここからが不条理だがアクシーが死ねばタアラは一生監獄に留まらなければならない。これをタアラは一番恐れて神経を病む。アクシーは口がきけないから口頭尋問もできない。

ここからが好きなシーンで映画のあらすじはこの映画の良さをダメにしちゃうねえ。でも誰もあらすじを書いてないから書き始めたんだが.......


姉タアラと弟アミールは兄弟でもお互いに疎遠になっていた。初めて離婚した姉のうちに弟が行くが姉は売春のようなことをしてこの家を買ったことを知る。弟は姉の生活を姉が牢屋にいる間に知ることにより姉に対して同情心やいたわりが生まれてくる。徐々に二人の関係が近くなる。弟がアクシーの入院中のベットの下での独り言でわかるが、姉弟は両親を小さい頃交通事故で亡くしている。そして、姉が弟を育てたのだ。



姉は監獄の中で夫を殺して入獄した女性に会う。その子供チョトーは数ヶ月の時からここにいるのでどぶネズミと遊ぶことを知っているだけ。母親は病気なので面倒を見てあげてる。弟にこの子供の話をするとおもちゃの車の差し入れをしてくれる。姉のタアラは獄中死の恐怖心で自分のことばかり考えていたが、人が変わったようになり獄中しか知らない子供に月を見せてあげるため守衛に指輪を差し出し子供と外を見せてもらう。嵐になって、そして二人は鎖で繋がれているドアの内側から外に手を出してチョトーの手を雨に触れさせる。一番好きなシーンだ。タアラが自分のためでなくチョトーのことを考えられるようになり人間が変わっていったんだよ。守衛はタアラの真意を察するともらった指輪を置いていく。守衛も人。倫理観のある守衛だね。


弟のアミールは思いがけずアクシーの家族に病院で会う。年老いた母親はアクシーの子供を二人連れて南インドから出てきた。家族はタミール語を話すがアミールはヒンズー語なので英語を話すかと聞く。片言だけど、用は足せる。カミナリが鳴り大雨が降るシーンがあるが、ここでアミールはアクシーの家族が気になってくる。外にいて大丈夫だろうか? このマジッド・マジディ監督はここで神の存在を私たちに知らせる。神が大雨と落雷を通してアミールに優しい心を芽生えさすと言ったらいいか、こういう手法をマジッド・マジディ監督はよく使うと思う。家族を招き入れたアミールは自分の小さい頃に経験した家族の戯れを影絵のようになっているカーテンの反対側から見て微笑んでいる。いいシーンだ。このような好きなシーンがいっぱいある。

最後の方で、アミールは自分の姉はアクシーにレイプされた(されそうになった)。そのためにこの事件をおこして監獄にいるんだとアクシーの母親に言う。アクシーの母親は裁判所?に行ってこの旨を通訳を使って伝え公文書にしてもらう。自分の息子の非を認め、タアラの罪を晴らすために。その後、回復に向かっていたアクシーが病院で突然死んだ。アクシーの部屋の前の椅子に母親が呆然と座っていて抜け殻のようだった。私は母親がアクシーをと思った。アミールは病院の外で待っていたアクシーの子供たちとホーリに参加する。


長くなったけど、人間がこれほどにも変われるのは、人と人が接することによるんだなあと。人間関係が人を変えていくんだなと。アミールとタアラの人生の続編ができそう。12/31/22
人の優しさを、信じたい。