アフタートークでも話題になっていたけど、作り手にとって「人生に一本」のような熱量が込められた作品で、初監督作っぽい佇まいがある作品だけど、長編もすでに撮っているし、短編もけっこう撮っているのだそう。
それでも、実体験をもとにして、叔母さん(伯母さん?)から「映画のために使って」とまとまった金額の遺産を受け取って何年も構想され、一気に脚本を書き上げ、6日間で撮り上げたという(日数はうろ覚えですが)、かなりの想いがきちんと映像にも表れている。
トークでの監督は劇中の主人公とは真逆の軽さと腰の低さだったけど、根っこには主人公と同じものを持っていて、外への出方が真逆なだけ、という印象がありました。
そういう意味でもすごくパーソナルな映画で、初監督作っぽいなあ、と思った。