イチゴ嫌い

判決、ふたつの希望のイチゴ嫌いのネタバレレビュー・内容・結末

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「判決ふたつの希望」ジアド・ドゥエイリ監督登壇試写会@ユーロライブ
レバノンが過去の紛争を無かった事にしてきた事実は日本の自殺やイジメが無くならない事実とリンクした。レバノンを舞台にパレスチナ人とレバノン人の小さな諍いが大統領までを巻込む裁判にまで発展して行く物語
大切なのは背景ではなく、ふたりが歩んで行く道のりにある。監督はモスクにこもり左翼唯一のラジオ放送活動をしていた両親の元に育つ。後にロスで20年暮らす中で逆の立場を描きたくなり右翼の立場から脚本を書き、また左翼の立場は右翼家庭に育った元妻が共同出筆。
熱く語って下さり人柄にも魅了され、私自身気になっていたレバノンをわかりやすく観せてもらえたと思う。またアラブ圏の感覚では謝りに行くという行為自体最高の謝罪であるという事に成る程と思った。
‪多くの人にこの映画が届きますようにと思う。雑記…餅アイスとすだちが気に入ったと監督談。また判決には3〜4ヶ月悩んだとの事。20年振りの来日。‬