初めてレバノンのパレスチナ難民問題について知った。
今の日本も少し状況は違うが類似点もあり考えさせられた。
人が何かを批判する時、相手の状況を鑑みることや相手の立場に立って物事を考えることが出来なく…
レバノンの街並みや暮らしぶりがわかる貴重な映像、美しい海岸沿いの村や農園戦火のあとそのままのベイルートの街並み。些細な出来事だが偶然のアクシデントではない、不条理で複雑なレバノンの歴史の中で自然に出…
>>続きを読む小さないざこざをきっかけにレバノンにおける少数派であるキリスト教徒とパレスチナ難民を巻き込んだ対立に繋がっていく。
対立の根底にあるものは、レバノン社会においてどちらがより保護されるべき被害者なのか…
【落穂ひろい6】緊急事態online鑑賞
パレスチナ問題を考えさせる良作。
原題L'insulte =侮辱。国家レベルで侮辱って、本当の意味でそうそう無いし、言ったところでパフォーマンスだっ…
レバノンはベイルートで住宅の補修工事を行なっていた業者の現場監督と近隣住民の単純な工事トラブルが話の発端。アパートの住人トニーは現場監督のヤーセルがパレスチナ難民であることに気づき、かれの尊厳を脅か…
>>続きを読む『ペシミストの勇気』を読んでいた時も考えたが、人間存在を加害者と被害者の固定された二項対立にあてはめるだけでは、片方の潔白さを主張する堂々巡りにしかならないだろう。その点今作は、裁判という公的手続き…
>>続きを読む法廷劇としては珍しいタイプ。
複雑なパレスチナ問題を背景にしてるけど、知識が少なくても理解できるよう、丁寧に作られている映画だった。
ラストにふたりが言葉を交わすことはなかったけど、静かに目を合わ…
小さないざこざも、この場所で起これば、話が簡単に大きくなる。映画の中で生きる多くが、当事者として、あるいはその子孫として生きている社会。それぞれに経験し、学び、抱える苦悩の歴史が、法廷という場に持ち…
>>続きを読むジアド・ドゥエイリ監督作。ベイルートを舞台に、ささいな口論から国を揺るがす法廷闘争に発展してゆく二人の男性の姿を描いた人間ドラマ。アカデミー賞外国語映画賞にレバノン代表作品としてノミネートされた「法…
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