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判決、ふたつの希望のSUNSHOWERのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
3.9
Webで読んだインタビュー記事によると、この作品は、リベラル的なセリフはリベラルに近い脚本家が、保守的なセリフは保守に近い脚本家(監督自身)が、担当して仕上げたとのこと。それに、政治的なテーマは一切持たせずに、実際に起こったらどうなるか?ということだけを追求して作ったのだそう。

いつの時代、どこの場所でもこのような思想・民族の違いからくる争いは起こっているわけで、たいていは両極端な人たちのいがみ合いから始まり、徐々に中道の人たちをも巻き込んでいくのが定石。この映画を観ることによって、要は極端な人々を排除することではなく、対岸の歩み寄る人々と共に何を築いていけるかが重要なんだと切に感じた。作品の出来も良かったけど、この作品を作ったということ自体にも価値や意味がある作品 (●’ᴗ’●)✧
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