無法地帯な町で、秘密組織から追われ続ける主人公。3Dポップな疾走感がいい仏芸術漫画原作。
この間観た、ネトフリ仏アニメ「失くした体」と主人公の生活具合はほぼ同じで、仏の代表的な若者のすがたなのかな?
仏人好みの退廃的な題材(レオスカラックス、北野武とか)へ、宇宙戦争が加わり、話は重みを増す。
ゴキブリが四畳半の森見登美彦(ゴキブリキューブ)以来の大活躍。観ててランローラランも思い出したけど、原作者の名前にRUNが入ってたのは偶然か?
一番好きな場面は、自分を見捨てた友人に対して「そのうち戻ってくるだろう。誰もあいつにはついていけない。」てとこ。
「人は半歩前にしか進めない」 とバンダイのえらいさんが言ってたように、そんな人類の姿を楽しんで魅せてもらいました。