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悲しみに、こんにちはのcotsuのネタバレレビュー・内容・結末

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2018.09.20

フリダの涙を見て、あぁ、そういえば母親が亡くなってから、フリダって泣いてないんだなあって気付かされた。

大人の都合で田舎に連れていかれる時も、繋がらない電話も、自分が悪者みたいにされてしまった時も、大人のひそひそ話を聞いた時も、置いていかれた時も、スカーフがお母さんに届かないと分かった時も、家出した夜の暗闇の中でも、一切泣いてなかったなあ。

マルガも本当にいいお母さん。血の繋がりがないからこそ、同情心から(?)ついフリダを甘やかしてしまう親戚たちに対して、ちゃんと躾をしている。愛情がないと叱ることもできない。だから、本当の親子のようになるには、時間がかかるだろうけど、フリダはマルガの元でなら、きっとこれから大丈夫だと思う。

フリダがマルガに何度か、病気じゃないよね?って聞いてるところと、最後の涙は、グッときて泣いてしまった。
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