悲しみに、こんにちはの作品情報・感想・評価

悲しみに、こんにちは2017年製作の映画)

Estiu 1993/SUMMER1993

上映日:2018年07月21日

製作国:

上映時間:100分

4.0

あらすじ

フリダは、荷物がダンボールに詰められるのを静かに見つめていた。その姿は、まるで母親が最後に残していった置物のようだ。両親を“ある病気”で亡くし一人になった彼女は、バルセロナからカタルーニャの田舎へ引っ越し、若い叔父夫婦の元で暮らすことになる。叔父と叔母、そして幼いいとこのアナは、家族の一員としてフリダを温かく迎え入れるが、新しい家族として暮らすには互いに時間がかかり・・・。

「悲しみに、こんにちは」に投稿された感想・評価

蛇らい

蛇らいの感想・評価

3.5
少し、観る側に丸投げした印象があった。映画側からの提示がもっとほしいと言うのが正直な感想。それでもフリダの中に流れる時間を追うような、長いカットのカメラワークが秀逸だったり、演技を感じさせない子供のキラキラ感がうまく表現出来ていて次の作品に期待を膨らませてしまう。

この映画の素晴らしい点は、ラストシーンの涙までの100分間、寂しさと不安がフリダの中でじわじわ溜まっていく様子に時間を割いたこと。どこから来たのか解らない涙が溢れ出たとき、フリダは本当の自分に出会えたのかもしれない。
さっこ

さっこの感想・評価

4.4
はじめは、悲しかったけど、悲しくなかった

ただ ママが死んじゃって、自分の家族はもういなくて、ここは自分の家ではなくて、パパもママも妹も本当じゃない、という事実が横たわっているだけだった

いろんな人が自分の話をしていて、なんだかずーっともやもやしていて、自分の振る舞いが周りに及ぼす影響を知っていく中で、
自分が何を失って 何を背負って 何と共に生きていくのかが分かってきたその時、

悲しみと出会った
モモ

モモの感想・評価

5.0
《記録》
また観たい ★★★★★
1人で観る ★★★★★
恋人と観る ★★★☆☆
友達と観る ★★☆☆☆

ほんとに観てよかった。

パンフレットは絶対買うべきで、観終わった後にパンフレットを読むと色んな人たちの感想に、あー!わかるわかるってなってまた映画が観たくなる。

フリダのいろんな表情が頭から離れないし、これからの彼女の生活が素敵なものであってほしいと願うほどフリダが魅力的だった。ラストシーンを見て、この家族とならこれから幸せになれるのではないかと思えて涙が出た。
reephan

reephanの感想・評価

4.5
滑り込みセーフで見れた!
わたしはようやく結婚指輪を今日捨てることができた。離婚して2年4ヶ月。辛かったり悲しかったりした気持ちは未だ消えないしなくなることはないけど、さよならから前に進めるようになった。
この映画の主人公フリダ6歳女児は父を亡くし、ついには母も亡くし、おじさんおばさん夫婦に引き取られる。そこでフリダが生きて、少しずつ新しい家族の中に自分の居場所を見つけて、進んでいくお話。
おじさんおばさんにはフリダよりも小さい子どもアナがいて、アナはフリダのことわたしのお姉ちゃんなのよっていう。いっしょに遊んでる姿はほんとに愛らしい。ちょっとしたけんかも本当の姉妹のようだけど、フリダの気持ちはそうじゃない。おじさんおばさんも分け隔てなくフリダに愛情を注ごうとするがうまくいくことばかりじゃない。フリダもわかってて、それを心でいつでも感じているからずっと映画は緊張感というか不安定な気持ちの糸がピンと張り巡らされているかのようで、穏やかなシーンでもずっと、心が休まらなかった。フリダの気持ちが伝わってくる。
フリダは孤独を感じても、疎外されても、怒られても泣かなかった。泣けなかった。どうしようもない気持ちは夜にこっそり空から見守っててくれるママを探しに行った。ベッドで横たわるもキラキラ涙がたまっているように見える目がキッと開いて寝れないでいるフリダを見て、こっちが泣けた。妹が甘えるようにおじさんおばさんに甘えちゃいけないんじゃないかって幼いながらにも感じているようで、だから最後の名前のつけようもないフリダの気持ちの発露はとてもとても大きな一歩なんだと思う。
辛かったことや悲しかったこと、苦しかったこと、事実は消えない。だけど、過ごしていく時間の中で、自分の感情を隠さず伸び伸びと生きて、受け入れ、笑っていてくれるといいなぁと思った。

出てくる人たちみんなが人のことを大切にできる人なんだろうなと思った。おじさんイケメン。こどもたちはあれ、演技ってどうなってんの!って思った。ダンスシーン、おままごと、半裸姿、水着姿とどれをとってもかわいすぎ!
ゲン

ゲンの感想・評価

4.0
時には厳しく時には優しく子育ての難しさを描いた作品。アリちゃん食べたい(^^)
Koto

Kotoの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

2018.09.20

フリダの涙を見て、あぁ、そういえば母親が亡くなってから、フリダって泣いてないんだなあって気付かされた。

大人の都合で田舎に連れていかれる時も、繋がらない電話も、自分が悪者みたいにされてしまった時も、大人のひそひそ話を聞いた時も、置いていかれた時も、スカーフがお母さんに届かないと分かった時も、家出した夜の暗闇の中でも、一切泣いてなかったなあ。

マルガも本当にいいお母さん。血の繋がりがないからこそ、同情心から(?)ついフリダを甘やかしてしまう親戚たちに対して、ちゃんと躾をしている。愛情がないと叱ることもできない。だから、本当の親子のようになるには、時間がかかるだろうけど、フリダはマルガの元でなら、きっとこれから大丈夫だと思う。

フリダがマルガに何度か、病気じゃないよね?って聞いてるところと、最後の涙は、グッときて泣いてしまった。
さち

さちの感想・評価

4.3
フリダフリダフリダーー!!
愛しいよフリダ!アナも好きだよ!

なんとも言えない。良き。ラストが好きだなぁ。フリダの成長を見届けたい気もするがこれでいいのだ、うん。
お化粧のシーンもレタスのシーンもママの質問をするシーンも好きだ。

パンフ買いそびれたの悲しい…😢
母を亡くし、田舎の叔父家族に引き取られる事になるフリダ。。

バルセロナから、田舎へ。
田舎の夏休み。友達もいない。
洞窟のマリア像。
突然できた妹のアナ。この子は新しいパパとママの本当の娘だ。

叔父の妻、新しいママ。

彼女もとても悲しい。愛ある人だからこそ、フリダとアナの間で揺れる。自分のムスメが大事に決まってる。

それでも子どもらしく夏休みを楽しむフリダ。愛情を求めてるが故に、分かっているのにいじわるをしてしまう。

家族になっていくなんて、簡単な事じゃない。

でも、少女ってすごい。もう少しよ、その辛さもいつか忘れてしまう時が来るのよ。同じ痛みや悦びを味わいながら、泣きながら微笑んだ。すごく好きな映画。すごい映画と思う。
ほのか

ほのかの感想・評価

4.2
これは成長と気づきの物語。

突然家族が増えて/変わって戸惑わない人はいないと思う。真実と成り行きは簡単でも信条がついてこない。それまで常識であったことが通じない。「今までのはわがままで、それが許されてきたけどここでは許されないのか」と理解できれば早いけどなかなか難しい。子供の場合はなおさら。
子育てをする大人としてはあまりらしくなかった(と推測される)母親と蝶よ花よと甘々に甘やかしてくる祖母のもと育ってきたフリダが突然所謂一般的な家族である叔父夫婦のもとに身を寄せることになったのならば。
はじめの方は母親の真似事をするフリダが印象的。赤ちゃんのお人形をずっと抱っこしてたりアナ相手におままごとしたりお化粧してみたり。母親みたいな大人になるんだって確信しててそれが上位だとおもってるかのようだった。
それがだんだん自給自足の生活に染まっていく。ただ自分が世界の中心であることには慣れない。やっぱり楽な方、気持ちいい方から逃れることは難しい。
アナはまだ幼くて突然できたお姉ちゃんのあとについていくことが楽しい。いじわるされてもあまり響いてないのが可愛らしい。というかアナがフリダのことを嫌うとたぶん叔父叔母はフリダのことをおいとけたくなったやろうからアナの心の広さに救われたね。フリダからしたらアナは仕方がないから遊んであげてた相手で仲良くしなければならない相手で、叔父叔母からの愛情を一身に受けてる鬱陶しく妬ましい子。
とにかく子役2人が本当に素晴らしい!!全然演技にみえなくてドキュメンタリーみてるようにしか感じなかったなあ。アナがいなくなってしまったシーンと怪我してしまったシーンはもうこっちも顔面蒼白です…。内臓という内臓がギュッと握られた様な感覚。
叔父さんと叔母さんもいい意味でとても普通の大人。特に叔母さんはよく、本当によく頑張った…!!!!子供といえどそんなことされたらさすがに許せないって気持ちもこんな子とどうやってこの先暮らしていけばいいんだろうって思う気持ちもそれでもあの環境にフリダをおいておくわけにはいかないって気持ちと私たちがこの子を見捨てるわけにはいかないって気持ちが全部ないまぜになっても放り投げず感情に負けず抱きしめてあげるすがたをみたときに、いつのまにかこの映画の虜になってしまっていたことに気づいた。
初めは全員がばらばらながらも様子を見ながら探り合いながら歩幅を合わせていく。最後のフリダの唐突な涙に言葉では言い表せない気持ちが溢れてしまってわたしも泣いてしまった。






基本的にあらすじを読んで観る映画を選ぶんですけど、これは珍しく前情報全くのゼロで挑んだ。初めは画面と音から得られるものから情報を取得していく作業感が映画に没入することを阻害する様に感じるけど、ある程度入ってしまえば自分が感じた位置に登場人物をおいてその変化を動かしていけるのがとても楽しい。人様から得た情報ありきで映画を観るのは楽だからわたしも情報いれてから観てしまうし時にはいれたくなくても入ってきてしまうものだけど、せっかくお金払ってたくさんの人が魂込めて作った映像を観るんだから何かを感じて得なきゃ勿体無い。自分の中でうまれる感情を確認しながら観るのも楽しいよ。
こんなに子供目線、等身大で描いている作品をみたのは初めてってかんじ!

ラストのシーンの気持ちはわかるような、わからないような。そんな自分がもどかしい

あと、やっぱり女の子って大人なんだなー笑。男の子が鼻水垂らしてぼっーとしている間にどんどん大人になるんだな
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