悲しみに、こんにちはの作品情報・感想・評価・動画配信

「悲しみに、こんにちは」に投稿された感想・評価

Tooko

Tookoの感想・評価

4.0
少女にとって、親の死を受け入れること、新しい家族に安住を感じることって可能だろうか?どれだけ時間がかかるだろうか?と胸がチクチクした。

新しい家族は善良な若い叔父夫婦だけれど、時として感情を隠せなくなる。少女の行き場のない思いや、こどもならではの残酷な一面など、淡々と描かれていてリアルだったな。
綺麗な景色のなか、音楽もなくてドキュメンタリー調な感じで、好みの映画です。
なす

なすの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

誰も悪くないからこそ辛い、、みたいなシーン多かった。

最後のフリダが泣いたシーンがもうグッと来ちゃって、感動した
あの家がフリダにとって泣けるおうちになってよかったね。

叔母さん夫婦は本当になにも悪くないし、なんなら最高の人たちなんだよ

フリダが家出する時に、嫌われてるからって言ったら、わたしはフリダ好きって言われて、人形あげるところもグッと来た。その日の夜、叔母さんがなにも聞かないし言わないで一緒に寝てくれるところも好き。

病気にならないよね?って何回も聞くフリダ、かわいそう

幸せになってほしいです。
フリダ演技上手。
銀の森

銀の森の感想・評価

3.6
両親を亡くし一人になったフリダが叔父叔母家族のもとに引き取られ、そこでの暮らしの中で葛藤していく話。
彼らには幼い娘アナもいる中、どうにか叔父叔母が気を使って接してくれようとするも、その扱いの無意識の不平等さを随所に感じるフリダ。子どもながらにこれを感じてしまう苦しさが痛いほど伝わってきて、その葛藤の矛先が年下のアナに小さく向かう。叔母も扱いに後ろめたさがある故かアナを置いてきたフリダに対して猛烈に怒ってしまうシーンがもうつらすぎて……
純粋なアナの存在がきっとフリダにとって複雑ではあるだろうが時に救いにもなっていたのがよかった。最後にフリダが両親を亡くして初めて涙を流すシーンで、やっと彼らを失ったことを受け入れたのだと感じさせられ、タイトルにも脱帽。あの涙が、死を受け入れ、新しい家族と生きていくという「悲しみ」に出会った最初の瞬間なのだと。
erika

erikaの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

子供が辛い目に遭う映画だったらどうしようとずっと緊張して観てたんだけどとても心に残る映画だった。演技が自然で独特のカメラワークもあってドキュメンタリーなんじゃと錯覚するくらい。こどものころのあの時間がなかなか過ぎない感じとか意地悪したくなる気持ちとか大人を見る目線とかなんだか懐かしい気持ちになった。

最後はやっと泣けてよかったね。安心したんだね。とグッときた。
あにま

あにまの感想・評価

2.4
217作品目。レビュー996作品目。
『悲しみに、こんにちは』
 監督:カルラ・シモン
 主演:ライア・アルティガス
 興業収入:$1.200.000
 製作費:未記載
ある病気で両親を亡くした少女フリダは、バルセロナの祖父母のところからカタルーニャの田舎にいる叔父夫婦に引き取られる。夫婦と幼いいとこのアナに優しく迎え入れられたフリダだったが、本当の意味で打ち解けるには互いに時間が必要だった。思春期前の少女が新しい家族と過ごすひと夏の様子…。

3年前に鑑賞しているため、今の心情でみると評価が大きく変わってくるかも。
masa1

masa1の感想・評価

3.7


サガンの「悲しみよ、こんにちは」と勘違いして鑑賞するもアカデミー外国語映画賞スペイン代表らしく優しさいっぱいで見応えあった。

両親を亡くし、ばあちゃんじいちゃんに育てられた甘えん坊6歳の女の子フリーダは田舎暮らしの若い叔父夫婦に引き取られ、まだ小さいアンナと過ごす日々が始まる。

ちょっと馴染めずギクシャクし、プチ家出をしたりするも、次第にママの死を受け入れ、そして新しい両親の愛情を感じた瞬間、嬉しくていきなり号泣し始めるフリーダ。

たまらない。

子供達の自然な演技が素晴らしい。
natsumi

natsumiの感想・評価

-
母親の死をきっかけにバルセロナからカタルーニャの田舎に引っ越し叔父一家と住み始めるフリダの一夏の話。カルラ・シモン監督の幼少期を元にした映画。(撮影に使われたカタルーニャの家も実際監督が育った家だそう。)都会から引っ越したのにフリダは大自然をすぐ受け入れて、いい天気で自然豊かな風景で遊ぶ子供たちが超可愛い… 比べて新しい人間関係を受け入れるのには時間が必要で、愛情を降り注がれても拒否してしまう。ほんとフリダ役の子がすごく上手い。子供視点の演出も撮り方も上手いからリアルで国は違くとも子供の頃の記憶を追体験するような懐かしさを感じる。穏やかな田舎の淡々とした日々が心を閉ざしたフリダとリンクしてて、最後に不意にドバッと感情が溢れだす。リアルで辛い。邦題が良い。監督の新作への期待大。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
カルラ・シモン監督作。

女性監督のカルラ・シモンが自身の幼少期の実体験に基づいて両親を亡くした少女の心の揺れを描いたヒューマンドラマの佳作で、主演の新星:ライア・アルティガスが生まれて初めて“死”に触れる少女を好演しています。

90年代前半、両親を病気で亡くしバルセロナからカタルーニャの田舎に暮らす叔父家族に引き取られた幼い少女:フリダの繊細な心の機微を、彼女の親になることを決意した叔父夫婦の葛藤と愛情と共に映し出した作品で、『ポネット』(96)のように親の死という異常事態に向き合う思春期前の少女の特別なひと夏をカタルーニャ地方の陽光煌めく自然美の中に綴っています。

突然親を亡くし訳も分からぬまま叔父夫婦に引き取られた少女が、ゆっくり時間をかけて親の死を受け入れ前を向いてゆくまでの過程を、なかなか打ち解け合えない叔父夫婦との関係性の変容と共に描いた人間ドラマとなっています。夜中に自分の荷物を持って家を飛び出したり、自分よりも幼い従妹についつい意地悪をしたり、親身に世話してくれる叔母に反抗的な態度をとってしまったり…と孤独な少女の繊細な心情と行動が丁寧に描写され観客の共感を呼び起こしますし、まだ“新しい病気”であったHIV/AIDSに対する人々の不安と恐れもさり気なく表現されています。
5/6/2022
最後、フリダが泣いたとき自分も泣いた
もう一回みる
噛めば噛むほど、味が出てくる作品。

終始淡々とストーリー流れていくけど、
観賞者に問いを投げ続ける。

この子どもの境遇をどう捉えるか。
それを取り巻く大人たちの接し方をどう捉えるか。
それに対しての主人公の行動・態度をどう捉えるか。
現実に必ずありえるこの作品。

それをどう感じるかはあなた次第です…。
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