インフィニティサーガを締めくくる大役を見事に果たせていた素晴らしい1本だった。
サム・ライミ版の「スパイダーマン2」以来の傑作だった。
もう一々エモかったし、尊かった。
ピーター・パーカーとして、気になる女の子に告白しようと試行錯誤する中、恋敵の存在にモヤモヤしている最中にヒーロー、スパイダーマンとしてアイアンマン亡き後の世界を守る為に戦わないといけない状況の板挟みになって、精神的に疲労してしまう。
もう本当に旅のシーンが盛り上がる度にピーターを見てるのが辛くなっちゃうんだよ...。
そんな状態のピーターの前に良い人オーラを纏ったミステリオに優しくされたら、そらあんな判断してまうわ。
そして、ヒーローとしてもピーターとしてもどん底まで叩き落されてしまったピーターにハッピーのかける言葉やピーターに対する表情ががまた泣ける...。
この辺りのシーンのエモさが半端なかった。
そんでもって、ピーターとMJのキスした後のモジモジした感じが最高に尊かった。(個人的にはその場面をブラッドが見て落ち込む所を観たかった笑)
この映画のもう1つのすごいところはサプライズ要素が無駄にすごいところである。
クレジット後のシーンではデイリービューグルの編集長であるJJJが登場するのだが、まさかのJ.K.シモンズ！
更には「キャプテンマーベル」に登場したスクラル人のタロスが出てきたのが個人的には1番驚いた。
最後に次のフェーズへの橋渡し役でもある本作だが、あんな終わり方したんだから、早く3作目やってくれるんだよね？
