Shelby

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのShelbyのレビュー・感想・評価

4.6
早速!エンドゲーム後最新作であるスパイディの活躍を見てきました。

今作もいい…!前半と後半で分かれていたパートである青春要素とアクションの均衡のとれたバランス。笑って泣けて、また笑って不意なタイミングでキュンとさせてくる。
そしてなんといっても、ずっとアベンジャーズの一員になりたくて仕方なかったピーターが、今回ばかりはスーパーヒーローの宿命でもある「普通の人として過ごす日常」を惜しむ悩みを持ち始める。それは、1日でも早く大人になりたかった当時から大人への成長を恐れる思春期真っ盛りの一男子としての悩みへと変化していったのが全面的に分かる作品。

MJとの恋も上手くいかないもどかしさがまた胸きゅん。何度劇場でこの2人に胸きゅんさせられたか。橋の上でたどたどしくキスをするふたりの姿にもうメロメロ。ヒーローといえど、一男子として甘酸っぱい恋愛を経験するピーターが可愛くて仕方がない。

そして作品を見進めていくうちに何度も既視感を覚えるシーンがちらほら。こうやって過去作登場キャラクターでさえ、こんな大事なところで出してくるあたりが狡い。そして自家用ジェットの中で、スパイダースーツをカスタマイズするピーターの姿を、かつてのスタークと重ね合わせ目を細めるハッピー。そのシーンはずるいよ、反則。泣くつもりがなくとも気付いたら涙が頬を伝っていたシーン。ちゃんと過去作品を見返してるとパズルのピースがハマったような爽快感となるのがまた堪らない。

最新技術を用いた新しい敵。今までのガチなモンスター達とは一味違ったヴィランにハラハラワクワクすること間違いなし。DOLBYシネマはやっぱり最高。続編も必ず見ると誓った帰り道でした。
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