ようすけ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのようすけのレビュー・感想・評価

4.1
こいつはおもしれぇ!!!😫
感想言いてぇ!観た人と語り合いてぇ!😩😩
と、思わずにはいられない映画でした

人類が戻ってきた世界は新たなる"アイアンマン"をスパイダーマンに求めるが彼はその重圧を背負うことを拒み続ける
そこに現れた脅威、エレメンタルズとそれを倒すため異なる次元からやってきたミステリオ
一緒にミステリオと戦っていく中で、ピーターは彼の中に“アイアンマン”の姿を見出していくが、、、
(またミステリオの風貌がトニーに似てるんだ、これがまた)

エンドゲームを終え、1作目がスパイダーマンということで彼がこの先のアベンジャーズの主軸となっていくこと、そしておそらくミステリオは悪役だよね、ということを予想しつつも観た本作だったが、大いにドキドキさせてくれた

エンドゲームを受けてのフェイズ3の締めくくりとして制作された本作、キャップにアイアンマンが居なくなったこの世界がどうなるのか、、、とアベンジャーズを追っかけて人なら誰もが不安になる想いを吹き飛ばすピーターの勇姿とフェイズ4以降の作品への期待値を大いに高めてくれる、素晴らしいものになっていたと思う!

ヨーロッパの名所各地の画も最高に美しい!

映像の迫力も素晴らしく、これは映画館で、出来ることならIMAX 3Dで劇場のど真ん中を陣取って観て欲しい!!



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以下内容に触れた感想

第1の印象としてはアクションシーンの迫力!
アイアンマンやソー、キャプテンマーベルなどと比べて戦闘における火力のかけるスパイダーマン、エンドゲームを経てきた観客はちょっとやそっとの戦闘シーンじゃ満足しないが、そこをミステリオの武器をAR(拡張現実)とすることで大いに満足させてくれていた

そして要所要所に散りばめられたアベンジャーズ 過去作を伏線とした敵キャラたちやオマージュなどは興奮を抑えきれない!
特にAC/DC が流れ出したシーンと、看板とドローンの動力源を持ってエンドゲームのキャップ宜しく敵に向かって行くところは思わず身を乗り出しちゃいました!

前作はヒーローとしての成長よりも父的存在を通してのピーターの人間としての成長がフィーチャーされていたけれど、今作はいよいよピーターが“親愛なる隣人”から“スーパーヒーロー”ないし“アベンジャーズ”へと成長するのがテーマなんだってのが強く打ち出されていた

根っこにあるものはサム・ライミ監督の『スパイダーマン2』に近いと思う
『スパイダーマン2』ではピーターの心の葛藤が糸が出ない、という身体現象に現れていたけれど、ウェブシューターを使うアベンジャーズ版スパイダーマンではスパイダーセンス(本作ではムズムズ”Peter tingle”と言われていた)が不能になるという形になっていた
その悩みの内容もヒーローとしての成長とMJとの恋愛って事で一緒だしね
(JKシモンズも出してきてるし意識してないとは言わせない!!)

このスパイダーマンは他のスパイダーマンシリーズと違って年齢が高校生
これはトニーに父的役割を果たさせるためっていうのもあるけど、本作ではさらに高校生ならではの初々しい青春ムービー要素がふんだんに盛り込まれてた

ピーターだけでなくて、MJもなんだか初々しくって観ててヤキモキするしほっこりする
サム・ライミ版のMJみたいにちょっとビッチなキャラクターだとピーターの童貞臭さみたいのがよりはっきり出てきて面白いけど、こっちのMJの方がやっぱり個人的には好み
キスシーンも可愛くって大変良いです💮

ただ、ミステリオとの最終決戦の最後、スタークのヒーローとしての心の象徴であるサングラスを取り返す直前でピーターが言った「もう騙されない」ってセリフがなんか「あの頃の純真なピーターは帰ってこないの、、、」みたいな感じでちょっと寂しくなっちゃう
これは一種の親心?🧐

気になることは、事前の予想を裏切って結局ミステリオは他の次元から来たわけじゃないから結局アベンジャーズシリーズのマルチバース要素は持ち越しになったわけだけれどこの先その辺どうなるのか

あとアベンジャーズ作品全般に言えることだけれど、ピーター正体バレ過ぎじゃない?そこに関してのヒーローとしての葛藤みたいな問題はハナから切り捨ててく感じなのかな?

トムホって意外とガタイいいのね
ようすけ

ようすけ