ゴン

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのゴンのレビュー・感想・評価

4.8
※ネタバレ含みます。











◯好きだった点
冒頭からエンドゲームで命を落としたヒーローたちの追悼映像。
世界は元の平穏を取り戻したと同時に大きく変わってしまった現実を見せつけられた。
暗い雰囲気を引きずりすぎずサラッといったのはスパイダーマンらしくて良い。
前作ではヒーローとして周りに認めて欲しかったピーターだが今作では逆に頼りにされすぎてヒーローと私生活の両立に苦労する展開。サムライミ版でも両立に苦しむ展開はあるがこっちはより高校生らしい生活を送っているので非常に青春的で全然違った印象を受けた。
エンドゲームへのフォロー、アメイジングシリーズばりのダイナミックアクション、一筋縄ではいかない個性派ヴィラン、ピーターの青春物語とたくさん楽しめる要素があり、そのどれもクオリティーが素晴らしく満足感高めであった。
ちなみにメガネのイーディス(EDITH)はEven dead I’m the hero の略と知ってトニーの偉大さを再認識。

◯気になった点
かなり個人的な偏見だが、ミステリオ役にジェイクギレンホールをキャスティングしてしまうと99%こいつサイコパス化して裏切るだろうなと思ってしまうのは自分だけ?
原作ミステリオはヴィランだが、今回はプロモーションからフェイクを入れ組織的にミスリードを誘っていた。それでも自分の中で疑いは強かったし、サプライズというよりほぼ確信を持った答え合わせになってしまった。
たとえ、その原作ヴィラン情報がなくてもトレーラーからある程度察することができたはず。
あとはネッドとベティの距離の詰め具合が急だし強引すぎて笑いそうになりながらも困惑した。次作で速攻別れてなかったことになるんやろなって思ってたらラストであっさり別れててさらに笑う。

◯総評
エンドゲームの後日談としての役割をしっかり果たしつつ、ピーターの物語も密でこれまでにない新しい展開、サプライズもたくさんあるのでフェイズ3の締めにとてもふさわしい。
MCU初見さんでも割と楽しめそう
ゴン

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