Gak

美しい夏キリシマのGakのレビュー・感想・評価

美しい夏キリシマ(2002年製作の映画)
3.9
全編に渡って夏表現が良すぎる


なんで、戦闘機のあの音、こんなに懐かしいんだろう
なんだか、夏の日の、扇風機が回る音に似ている、気がする


そして、死生観がとてもユニーク

兵隊とセックスし続ける女
仲間の身体がぐちゃぐちゃになったのを見た兵隊
ー私とアンタもいまぐちゃぐちゃ、どっちがどっちの身体かわかりゃしない、それが気持ち悪くて、気持ちいいんじゃない


天皇陛下を神と讃えるのは正しくて、
イエスキリストを非科学的だと言うことはできない
各々が、信じているものが違うだけ
美しい花を見たとき、なぜそれを美しいと思うのか、その根拠は誰にも説明できない
人はいつの世も、美しく、神聖なもののために戦う、その理由を、誰にも説明はできない

戦場で、仲間を見殺しにしてしまった少年、生きるやる気が出てこなくて、ずっとボケーっとしてて、親父にもキレられる

しかし、神聖なものため、という動機を手に入れた少年が、攻撃的になり、死ぬ気が出てくるってのはおもろい


平岩紙がかわいすぎ
Gak

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