えいこ

モリのいる場所のえいこのレビュー・感想・評価

モリのいる場所(2018年製作の映画)
4.0
誰でもがモリを好きになる。山崎努と樹木希林の圧倒的な演技力。アップの表情をあれだけ長く撮れるのは、山崎努くらいしかいないのでは。

BGMとさまざまな生き物の映像。住宅地の真ん中にある自然。家の中の雑多な感じの中、モリだけがまるで山椒魚のようだ。いろんな人が出入りするが、モリはモリのまま。蟻を見てめだかを見て昼寝して、〝学校〟へ行く。画壇とは距離を置き、ただ生きて見て描く。でも、かあちゃんが疲れちまうことには心を砕く。そんなところも愛らしい。

三上博史のくだり、少し作りすぎなのが残念。
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