モリのいる場所の作品情報・感想・評価・動画配信

モリのいる場所2018年製作の映画)

上映日:2018年05月19日

製作国:

上映時間:99分

3.7

あらすじ

「モリのいる場所」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミが存在しない世界を観察して楽しむ、みたいなところがある

例えば食事のシーンで、モリは油揚げをハサミで切って食べたり、ソーセージを潰して食べていて明らかに普通じゃない食べ方をしているが、妻やお手伝いさんは何も突っ込まない。そういう、本人たちは日常風景だけど、客観的に見ると変で面白いっていうところを描いている。
何に対しても独自のこだわりがあって、普通じゃなくて、すごいひと。

でも、常人には理解できない完璧な天才として描かれているわけではなく、畳の隙間に10円玉を隠していたり、コンクリートの破片をずっと隠し持っていたりして、外界(社会)のことが実はとっても気になっている様子も描かれていて、そういう人間らしい一面があるのも魅力的。
かき消されていた音が、耳を撫でた。

僕にとっての山崎努は、タンポポでハットかぶって風呂に入るダンディーなおじいちゃんです。
家の探検だけで忙しくって途方に暮れてしまう、そんな生き方って最高だな。お主どこからきた?毎日観察しているはずなのに毎日新しい発見と謎。世界はわからないほうが面白い。宇宙のようなスケールのどでかい謎もいいが、自分のテリトリーの中で起きる謎は家主の自分がわからないという可笑しさで吹き出しちゃうくらい面白い。そう思えるようになると毎日が楽しくて仕方ないのだ。先日、雨の中帰宅しているとよちよち歩く物体がいた。普通に考えてカエルなのだが何か新種の生き物のように見えてしばらく追いかけてしまった。爬虫類は大好きな一方両生類は苦手だったけれどこの可笑しさを機に克服できたかもで最近は緑を増やしていくうち虫も割と平気になってきたから劇中の生きものみんな綺麗に感じて見惚れてしまった。小さな庭も宇宙のような神秘、そして日常の可笑しさについて描いているのだからドリフもSFもわたしは全然アリ!そして最近誰に見せるわけでもなく絵を描いていて下手とわかっているので絵のようなものと称していたが今後胸を張って絵だといわせていただくことにします!
やす

やすの感想・評価

4.0
オープニングで絵を見ている人のアップ映像、「あれっTV固まっちゃった?!」と焦りましたが、これは沖田修一監督作品の"間"だと、思い出しました。
この"間"が好きなんですよね~。

おじいさんがアップの表情でじーっと見入り、「今まで生えていたか?!」と言うシーンは「何が?」と思わず画面を一緒に覗き込んでしまいました。
小さな生き物や植物を映していくだけで、たまにポロリとセリフを言うおじいさんの映像なのに、なんでこんなに可笑しくて面白いんだろ。

この監督の映画、やっぱり好きだなぁと、前半部分だけで魅せられました。

主役が山崎努に妻の樹木希林の組み合わせなんだから、間の取り方も絶妙です。
特に主役の山崎努さんは歩き方や風貌からして、圧倒的な存在感。
そして脇の役者さんも立派な方が揃っていて、コミカルです。
この実在した熊谷守一さんが周囲の人達に愛されていた様子が、画面から伝わってきます。

ただ、特に大きな出来事があるわけでもなく、セリフも少ないこの映画、退屈に思える人もいるかと思います。
『南極料理人』や『キツツキと雨』ほど、万人受けはしなさそうかな。

余談のつぶやきですが、
『豆大福ものがたり』がとても見たいんですが、今のところ配信もレンタルも見れる手段がなく、見たい気持ちが募ってます😓
15分の映画なようですが、思いきってDVDを買おうか…。
悩ましい。。
AmazonかNetflixでやってくれたらなぁ。
hydrangea

hydrangeaの感想・評価

3.7
緑深い森のような庭だが、最後に俯瞰したらちっぽけだった。しかし小さな庭が世界の全てになり得るということ。
画家の暮らしは、本人マイペースで、周りは必要以上に騒々しいといった感じ。
knkne

knkneの感想・評価

3.9
緩慢な時間の中に冗長は無く、自然や生命をその身に感じ取り、慈しみ、共に絵に表現して生きる熊谷守一のその姿が映し出される。
俳優陣がこの時間の流れにマッチしているからこそあの30坪ほどの小さな森、小宇宙から多幸感が溢れ出す。
忙しなく生きる現代の人間はいつしか自然への畏敬や緩やかな時の流れを忘れてしまうからこそ、この映画はどの年代にも刺さるのではないのだろうか。
ドリフのとこは時代を説明したいのも分かるが異質なので不要。
映画を見たというより、芸術家の生活を覗き見たと言う感じ。
こんなにスローな映画を見たのは久々だったし最近忙しかったので、日常を忘れてまったりできた。

モリのちょっとおかしな生活をじっと見るだけの作品かと思いきや、ラストにファンタジー展開があって驚いた。でも何故か展開に違和感無し。

老後はこんなゆったりした生活をしてみるのもいいかもしれないと思った。
引き込まれるまで
少々時間が必要でしたが、
引き込まれた途端
心地よい時間が流れだした。

この手の「間」勝負の映画の
プロットってどんなんだろう。
スタッフとの
共通言語を作るまでの
時間も気になるなと。

演者もその方向性を理解してるからこそ
各々の芝居も愛おしく感じた。

ともかく、
素敵でした。
bgmと生き物の音の調和がすてき。撮り方がやっぱりすごいなあ。そしてこのシュールさがたまらん。
マイペースが許される人間は、それを超える突出した才能や人望がある人なんだよなあ。
んの

んのの感想・評価

2.5
久しぶり日本映画をみたが
少しがっかり!皆取ってつけたような演技だったりして!
尺取り虫だけ印象に残った
でも老年夫婦が囲碁で楽しむなんて
素敵だな!
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