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私たちが誇るもの アフリカン・レディース歌劇団の作品紹介

私たちが誇るもの アフリカン・レディース歌劇団のあらすじ

アフリカ各地から暴力や性搾取を逃れ、オーストラリアにやってきた4人の女性たち。現在は仕事や家庭を持って暮らしているが、祖国で受けた心の傷は癒えてはいない。反乱軍によって性奴隷とされたアミナータ、幼い頃に親に捨てられ自分の年齢すらわからないヨーディ。家族にも打ち明けていなかった辛い過去。その体験を舞台にすることにより、周囲の理解と自分たちへの自信を深めていく。女性たちのしなやかな強さを描いた感動作。

私たちが誇るもの アフリカン・レディース歌劇団の監督

ロス・ホーリン

原題
The Baulkham Hills African Ladies Troupe
製作年
2016年
製作国
オーストラリア
上映時間
85分

『私たちが誇るもの アフリカン・レディース歌劇団』に投稿された感想・評価

3.4
国連UNHCR難民映画祭 「観なかったことにできない映画祭」

その3 「私たちが誇るもの/The Baulkham Hills African Ladies Troupe」

 「心までは奪われなかった。」

 国連UNHCR難民映画祭2017三本目。難民との関係性が薄く観るか迷ったが、女性問題を扱うのでせっかくだから鑑賞。シエラレオネ、ソマリアなどからオーストラリアに第三国定住してきた四人の女性が、共通の忘れがたい過去、「レイプ」の記憶を演劇によって自ら語り、克服し、同じ経験をした女性たちに勇気を与えようとする過程を描く。本映画の監督と、演劇の総監督が同じ女性(ロス・ホーリン)であり、演劇が海外公演やオペラハウスに招かれるほどの反響を得るとの先見を持っていたことが興味深い。

 再定住から仕事や学業、家庭をも持ち暮らしている四人の女性たち。しかし、彼女たちはみなレイプ被害を受けた過去を持つ。性の知識もないままに家族から常習的に暴行され、妊娠させられたローズマリーもいれば、戦禍の中で性奴隷にされた凄惨な時期のあるアミナータもいる。そうした事実をひた隠しにし、自らを「千枚の毛布」に包ませながら生きてきた四人をロスは集め、過去を打ち明けてもらいながら、それを一つの芸術作品にし、人々に女性の価値、強さというものを訴えようとする。

 演じるとは言っても「役は自分自身」である。「におい」と言うと当時の臭気が思い出されるほどに生々しく蘇る体験を、何度も何度も繰り返すことは必ずしも心にとって易しいものではない。彼女たちはなんども挫折し、心の傷と向き合うことになる。そうした過程の中で、今ある家族の大切さや、本当に愛してくれている人と交わり子を成す勇気を育んでいく。

 過去は消せないが、前に進んでいくことはできる。たとえ辱められ、傷つけられても、「心までは奪われなかった。」
yuko
3.8
2017.10.15 札幌プラザ2.5
(国連UNHCR難民映画祭)
こた
4.0
国連UNCHR難民映画祭2017にて鑑賞。③作目

オーストラリアに移住してきた難民の女性たちが受けてきた性的虐待、暴行といった体験を、彼女たち自身が演劇にすることで悲しみを乗り越えていくストーリー。

これは女性が観た方が感じるものは大きいと思う。
悲惨極まりない過去を、閉じ込めたままにしてきた女性たちが、自ら体験を語り、演劇に昇華していく様は圧巻。
彼女たちはレイプ被害の過去を恥じる為、自分に否定的だった。
それが過去と向き合い、最終的には大衆の前で自分の体験を語っていくのだから、彼女たちの強さを感じずにはいられなかった。

人生を生き抜くには過去の体験から逃げていては前に進めない、というメッセージも感じられた。
トラウマをそのままに放置するのは簡単だが、立ち向かって打破して初めて、人生が前に進む、と。
そもそも人生とは、どれだけ辛い経験があろうとも、時間は動いていく。生きるのならばいつかは立ち上がらなければいけない。そう思わされた。


オーストラリアの大臣の台詞で、演劇や音楽、芸術は出来事を訴える為の、最も効果を持つ手段だとあった。
本当にそうだと思う。難民映画祭を通して、視覚的に世界の実情を知ることが出来た。

勿論、この映画祭で取り上げられた事以外でも様々な悲劇が起きている。
多角的に情報を知っていきたい。