おきみやげ

ジョン・ウィック:パラベラムのおきみやげのレビュー・感想・評価

3.5
 まず今までのジョンウィックシリーズが好きな方へ。迷わず見るといい。あなたの好きな世界が待っている。地に足ついた現実味とケレン味の両立 。2時間10分の8割ぐらいは戦闘シーンだし今までのクオリティはそのままに馬やら犬やらバイクやらナイフ投げも立派な戦闘シーンの数々。きっとお気に召すだろう。
 そして今までのジョンウィックシリーズを律儀に見て僕と同じ3.5ぐらいの評価を出してきた方へ。今作もそれぐらいだ。良くも悪くもジョンウィック。『敵の弾丸は当たらない』『殺陣の中で敵は都合がいい具合にもがいて待ってくれる』これらのルールに囚われたままのアクション。マガジン取り回しやクリアリングにこだわっているのはシリーズを通しての素晴らしい点だが、敵のクリアリングがおざなりなのは如何なものか。
 ところで前作のフィッシュバーン出演もそうだったが、「Guns.Lot of guns」といい監督はマトリックスオマージュにこだわってるのか?カッコよく決まるシーンなのは確かだが、折角シリーズ化してる作品なんだからジョンウィックらしさを出す演出をすればいいだろうに。