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ジョン・ウィック:パラベラムのgnspのレビュー・感想・評価

5.0
「ジョーカー」を観て世界のイカれ具合にダウナーになってるみんな!
こっちの世界も相当イカれてやがるぜ!でも安心してくれ、こっちは楽しいやつだ!!!!

戦闘のバリエーションや展開の目まぐるしさからしてもシリーズ最高の出来なのは間違いないぜ!

でも今作の出色はハル・ベリーだ!
「アトミック・ブロンド」でシャーリーズ・セロン姉貴によって披露された、体格差をカバーする立ち回りを継承。そして「犬」というアドバンテージを得て大暴れ!
新鮮かつ大胆、87/Elevenにしかできない最高のアクション戦術を魅せてくれた!

イカれポンチジャパニーズ・ニンジャマスターも最高!
刀とチームワークを駆使した「仁義」重んじるアサシンの「強者(ツワモノ)」ぶりを堪能してくれ!

そしてとても新鮮だったのは「弾切れからの装填」のアクションシーン。
このシリーズが弾切れまでちゃんと含んだアクション・シークエンスを描くのはおなじみだけど、この動作がここまで強調されたシーンはなかったように思う。
観客の期待をどんどん更新していく87/Eleven!

ビジュアルとステージ設定も最高にイカしてるし、なにより今作は「マトリックス」オマージュの緑使いがとても映えていた。
チャドとキアヌの物語が始まった作品に20年たった今立ち返る意義深さにしみじみ。

マトリックス、悪女、当然アトミック・ブロンド、そしてRe:Born!
2019年時点でのアクション映画の総決算、かつネクストステージへと向かっていく「ババヤガ」をしかと、しかと刮目せよ!



※下のコメントはネタバレ込みのひとこと。
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