masaka

ジョン・ウィック:パラベラムのmasakaのレビュー・感想・評価

3.0
前作で聖地の禁を破ったジョンは組織のボスに赦しを乞いに行きます。

全編ほぼアクション。会話はただの繋ぎ。
今回はやたらと偉そうな『裁定人』なる女性が出てきて全権委任レベルで勝手に諸々掻き回したり、ジョンがかつて所属していたらしい組織とか出てくるけど、相変わらず細かい説明一切なしで、「もう勢いでわかるでしょ? ぼんやりそんな感じって理解出来てたらそれでオッケー!」という作り手のとにかくアクションがすごけりゃ良いんだよ!という意気込みが伝わってきます。(笑)
毎回のことですが、ストーリーなんてあってなきが如し。
NYの公共施設に銃を持ってどう見てもカタギじゃない集団が駆け込もうが、路上で殺されようが、誰も通報もしなけりゃ逃げ惑ったりもしない。通行人はことごとく組織の所属。暗殺者しかいないのか、この街。
まぁ、言うだけあって過去最高のアクションの連続で楽しめるのですが、納得出来ない点(上記の諸々はお約束だから気にしない)多々あって、最たるものが終盤のジョンの指の件。
いやいや、暗殺者が左手とはいえそんなことしちゃったら仕事に差し障るじゃん!もっとこの世界の暗殺者らしい責任の取り方させろよ、と。
あと、裁定人の小物感。
組織の偉い人なんだからもっとこう...凄みが欲しかったなー。
masaka

masaka