ひげしゃちょー

サニー/32のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

サニー/32(2018年製作の映画)
3.8
『凶悪』の監督と脚本家コンビがピエール瀧とリリー・フランキーを迎えておくる最新作。 最初は同姓同名のサニーに間違えられて拉致されて怯えているだけだったが、ある出来事をきっかけにサニーと呼ばれる事を受け入れて教祖的存在になり、やがて本物のサニーが現れたことによりサニーであることを喪失していく。 リリー・フランキーがピエールやサニーから「チンコをいじるな」と言われるのがおかしい。サニーがパチンコ依存症の人物に「パチンコをすることは北朝鮮のミサイル開発の資金源となり、戦争に加担する行為だ」と説教するのが印象的。 本物のサニーが吐き出す台詞が重々しい。 ラスト付近で怒涛の展開となり登場人物のほとんどが死亡する。舞台化しても面白そう。 北原里英も素晴らしかった。