サニー/32の作品情報・感想・評価

「サニー/32」に投稿された感想・評価

ピエール瀧事件、及び『麻雀放浪記2020』の予習として鑑賞②

ピエール&リリー&白石監督の『凶悪』トリオに、拉致監禁モノということで期待してたのだが、ジャーマンスープレックスと見せかけた放り投げ映画だった。

本作も『凶悪』同様、2004年に長崎で起きた実在の事件に基づいてる。
小学生が同級生を殺害する事件が発生。マスコミが使用した写真から「犯罪史上もっとも可愛い殺人犯」としてネット上で神格化された、通称サニー。そして14年後、24歳の誕生日を迎えた藤井赤理は何者かに拉致されてしまう。果たして彼女は本物のサニーなのか?

サニーとして監禁される藤井を演じるのが元AKBの北原里英。ヘタウマな感じが逆に雰囲気に合った味を出しており、そのまま精神が崩壊、もしくは覚醒し、血みどろバイオレンスを繰り広げるのだと思っていたら、かなり斜め上の方向へ。
この展開は総選挙1位を取れなかった者への “救済” なのかも。秋元康もPとして噛んでるみたいだし。

で、斜め上に進むのはいいけど、風呂敷を広げるだけ広げて(文字通り)飛んで終わりってのはどうなのよ?
あと、ちらほら見受けられる現実離れした描写がさむいし、なおかつネットを使う人たちを流石にバカにし過ぎ。主要人物たちも各々がサニーにハマる理由も薄っぺらいし、門脇麦もあれだけ???そもそもそこ、どこなんだ笑

白石監督はきっと、本作で何かしらの実験をしたかったんだろうと思う。
それは『孤狼の血』のように、既定路線を越えるやり方ではなく、最初から違うベクトルで進むもの。この場合、上手くいけばカルト作として永きに渡って楽しめるんだろうけど、今回は残念ながら単純に面白くなかった。

とにかく、本作のそれがいつか何かの形で活かされることを期待したい。
2018年の鑑賞作品の整理として。

白石和彌監督作品として、鑑賞。
今回は、ほんの少しハズレ感ありかな?
北原里英さんは、頑張ってたと思うけどね。

2018年に劇場で観た映画の中で146位(152本中)です。

(2018/04/05 小倉コロナシネマワールド 2D)
梓

梓の感想・評価

3.0
小学生の時に同級生を殺害した少女
彼女はネット上でサニーと呼ばれ熱狂的なファンがついている

ピエール瀧とリリーフランキーの凶悪コンビがとにかく怖い!
凶悪の先生も怖かったけど違ったベクトルでヤバイ…ちんちんを触るなって怒られるリリーフランキー…

話が進むにつれてあれ?期待してた方向と違う…ってなりました
監禁されてるけどどっちが監禁してるのかわからないような立場逆転劇を期待したので…(逆転するけどそっちの方向行くの!?っておもいました)
実際にあった事件を想起させるので設定はマイナス5億点です
デリカシーもリテラシーもない
エンターテイメントで消費してはいけない事件だと思うので

ユーチューバーみたいな小僧も腹立つんだけどばっさり論破してくれてそこはありがとう…だけどYouTubeのコメントのサニー可愛いの声がとにかくうるさい
もう可愛くないから💢

サニー信者の目が怖いんだ…信奉してる救ってくれたって感じで…わたしも好きなミュージシャンをあんな目で見てるのかと思うとめっちゃ怖い
主演の子の演技がいまひとつだったけど、ストーリーもいまいち。
リリーフランキーとピエール瀧出演で期待しすぎた。2人の無駄遣い感。
恐らくパッケージで多くの人が想像するような作品とは全く違うものだと思うのでご注意を。
gawa

gawaの感想・評価

1.0
元ネタが良かっただけの作品
もっとぶっ飛んでドローンで飛んでいけば良い
わし

わしの感想・評価

2.5
北原里英とピエール瀧とリリーフランキーだけしか出てこないところまでは最高だった
あとは...うーん....としか
結局綺麗にまとまっちゃって、白石監督らしいもっと汚くてむさ苦しいのを見たかった.....
人はバタバタ死ぬけど残虐殺人映画ではない、そう思って見てはいけない
ピエール瀧はめちゃくちゃ格好良い
むむ!
こうゆう展開になるとは!
予告編で観た展開のイメージとは違う展開で驚き!
予告編のミスリードが良かったですね。
物語の中盤でサニーと思われて拉致された北原里英さん演じる主人公が覚醒してからの展開後が、今の時代に合った新興宗教のやり方でしたね!

今の時代、どこかの施設に集まらなくても、ネットで宗教的な集まりができるとゆう見本を見せられた感じでした。
まーこの劇中の人達は、違った目的で視聴をしてますけど。
そんなには出てこないですけど、二人目のサニーを演じてた門脇麦さんの演技が上手かったです。
泣かせるいい演技でした。
切ない愛憎劇やー!

あと、面白い演出だなーと思ったのが、一人一人死ぬ度に、死んだ人の名前と年齢がテロップに出る演出がユニークでした。
ちゃんと死んだ人にもダメな人間でも名前があり、その年齢分生きてきたんですよ、とゆう命の尊さを見せてるテロップに思えました。

そうゆう意味では、周りのキャラがどうしようもない殺しが続く中で、最後に主人公がある人物を救った事で、闇落ち映画になりそうな所を少し希望のある映画になりました。
北原里英アカンなぁ
よくわからない映画。
ピエールとリリーいいんだけど。
キタコレしろ。
atsuman

atsumanの感想・評価

2.6
北原里英?がいまいち入り込めず。リリーさんはよかった。ばたばた死んでいくのもいい
2004年、佐世保小6女児同級生殺害事件──

同級生の首をカッターナイフで切って殺す凄惨な事件を起こした加害女児のかわいらしい容姿は、集合写真等からネットで流布、「NEVADAたん」とあだ名され一躍歪んだネットユーザーにはアイドル的な扱いを受けた。

本作では事件の14年後「サニー」(本作での加害女児の呼称)と間違って拉致された女性の運命を、リリー・フランキー&ピエール瀧といういい加減見飽きたサイコ怪優や、門脇麦という若手演技派を脇に揃え、白石和彌監督の『凶悪』な作風‼‼……だと思ったら、中盤からワケわからん展開で、ご覧の平均2点台の評点と相成った。

私はこれを白石監督流のアイドル映画だと捉えた。暴力説教・強制的な自己批判・抱擁による受容と自己啓発セミナーめかして描かれるのはアイドルという宗教だ。

主演の北原里英は秋元康系のアイドルで、2018年春に「卒業」決定していた。彼女にとって本作はアイドル人生の総決算。

「サニー」は幼少期に衝動的に友達を殺してしまっただけなのに、勝手にアイドル化され、拉致られ、キモい連中から様々な願望や欲望を押し付けられそれらしく振る舞うことを要求された。有り体に言えばアイドル活動そのものの暗喩である。

自ら進んでファンを叱咤し説法する教祖、ひいては飛翔と自己犠牲を成す「神」のような存在になる、といったくだりはファンタジー的な描き方ながらスーパーバイザー秋元康大先生による、アイドルとはそうあれかし、というイメージなのだと思う(エンドロールで冗談めかして少女の待つカラオケボックスへ突入するシーンもあるけども「神」なので死んで復活してこそ奇跡が完成するんであろう)。

何というか、別段アイドルオタクでない観客的には、「ふーん」というより他はないのかもしれないが、女の子がそれだけ青春を燃やしてできるものに意味がなかろうハズがない。そういう妄念が他ならぬキモいオッサンによるアイドルの神格化なのかもしれないが……
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