2049

サニー/32の2049のレビュー・感想・評価

サニー/32(2018年製作の映画)
3.0
今をときめく白石和彌監督作品。めちゃくちゃ変な映画でビックリ…なんじゃこりゃ…
予想の遥か外側を大回りするシナリオにビックリ…不謹慎にパタパタ死んでいく人達にビックリ…サニー覚醒シーンからは何だか一気に白けてしまったが門脇麦が登場すると空気がパリッとするのはやはり流石というところか。主演の北原里英は演技は上手くないが過酷なシーンも本人が演じたということで根性ある女優になれるかも。

結局「救済」の話しなのだが主人公の赤理が救いたかった彼女は救われたのだろうか。僕には非常に残酷なラストに見えた。

現代のSNSや動画投稿サイトなどのコミュニケーションツールによって浮かび上がる軽薄で残酷な若者達の仲良しごっこの空虚な恐ろしさや、学生特有の閉鎖的なコミュニティでの陰湿なイジメなど社会問題を写し出す本作は正に白石和彌監督らしい作品だ。
2049

2049