ゆうすけ

さびしんぼうのゆうすけのネタバレレビュー・内容・結末

さびしんぼう(1985年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

既存のメソッドに全く当てはまらない自由闊達な映画で、大林宣彦の異質さを改めて感じた。ストーリー自体は極めて閉じており「過去の恋愛に囚われ続ける親子」がテーマなのだが、それが演繹して近親相姦的なところまで行ってしまうのがすごい。さらにすごいのが作品自体が開放的なトーンにあふれていることで、尾道の景色も美しく、どうしようもない話なのに最後はなんだか晴れ晴れとしたような気持ちになってしまう。天馬空を行くと言う感じ。採点不能。好きか嫌いかもよく判らない。
ゆうすけ

ゆうすけ