クリストフォルー

きみへの距離、1万キロのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)
3.1
着想や舞台設定は良いのだけれど、この展開と着地はイタダケナイ。遠隔操作でミサイルを撃ち込むのに比べればよほどマシだけど、主人公の行為は、どう見てもストーキングだよね。それに、犠牲者への責任も曖昧にしてる。

山田太一脚本の昭和の名作ドラマ『男たちの旅路』の中で、決められた警備ルートを見廻るだけで済まし、結果的にレイプ事件を見過ごしてしまった部下たちに、戦中派の上司が、“若者なら仕事をはみ出せ!”と無茶振りするシーンがあったが、でも、若者は暴走するんだよな。それで怒られた口だけどね。
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