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きみへの距離、1万キロのnaitのレビュー・感想・評価

きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)
4.0
アメリカ・デトロイトと北アフリカ・砂漠地帯。遙か遠く離れて暮らす主人公とヒロインが、ロボット(感覚的にはドローン)を通じて出逢って・・・

予告みてから楽しみにしてました。
91分という短さとシンプルなストーリー構造、キャスト・スタッフの多国籍感がもたらす普遍性がありながら、ドローンという現代ならではの要素が盛り込まれてる。

皆さんの想像通りに進む展開や、シンプルが故に“キレイごとすぎる”という意見も良くわかる。でも映画なんだからこれぐらい解りやすく、テーマがはっきりしてる方が個人的には大好物なんですよね。

ドローンを通じて交流するというアイデアも、一点で使われるだけでなく、問題提起になってる。盲目のおじいさんとのやり取りが実にステキだと思った。

グローバル・ヴィレッジなんて言葉もありますが、スマホやネットといった世界中が繋がるツールがあっても、まだまだ環境は同じではない。でも同じ人間、心は繋がれると信じたい。

こないだ『シークレット・アイズ』を観たばかりだったので主演ジョー・コールのカメレオンっぷりも堪能できた。
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