福福吉吉

ダイ・ハード3の福福吉吉のレビュー・感想・評価

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
ニューヨークのデパートで爆弾テロが発生する。大騒ぎになる警察に犯人を名乗るサイモンから電話がかかって来て、休職中のマクレーン刑事を指名して、次の爆破場所に向かうよう指示してくる。黒人街(ハーレム)で知り合ったゼウスもマクレーンに巻き込まれて、2人は次の爆弾テロを防ぐべく、サイモンの命令に従いながら裏をかこうとするのだが...。

◆感想◆
爆弾テロを防ぐためにマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)が修理屋のゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)を相棒にニューヨーク市内を駆け巡る作品となっており、前作までと異なって相棒がいることが本作を面白くしていました。

本件の犯人が爆弾テロを行うため、爆破などの衝撃的なシーンが多く、また、犯人が時間を制限してくることもあり、常に緊迫感のある展開が続いていて最後まで飽きることなく観ることができました。

マクレーンは二日酔いの状態で登場して本作も最初から死闘の連続となっており、常にギリギリの感じで生き抜いていく姿は前作までと同様のキャラクターを維持していて良かったです。一方、新しい相棒のゼウスは犯人の命令でマクレーンが黒人の悪口を書いた札を下げているところを注意しに行っただけの親切な人だったはずですが、マクレーンに巻き込まれて今回の事件につきあうことになってしまいます。マクレーンとゼウスのやりとりは2人の個性が上手く出ていて面白かったです。

ストーリーが進むにつれて、今回の爆弾テロの真の目的が明らかになりますが、その目的のスケールの大きさと犯人の用意周到さが分かって、敵ながら天晴と言えるものでした。

本作でもマクレーンはその身を酷使して命がけのアクションを繰り広げており、見応え抜群でした。力強さでなく、身体を酷使して命がけのアクションこそブルース・ウィリスの真骨頂だと思います。

マクレーンとゼウスのコンビの面白さがありながら、しっかりアクションでも満足させてくれる作品として、とても良かったです。

鑑賞日:2024年2月13日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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