さくらぼ

銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第3章のさくらぼのレビュー・感想・評価

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TV版1クールと劇場版3本で、2クール分の第一期が完結。
物語はまだ四半分に過ぎません。
是非とも旧作同様全四期8クール完走を目指していただきたいものです。

今回は#21~#24。帝国、同盟それぞれの内戦、内乱が終結します。
オタクの評価ほどあてにならぬものはないので、今回も評価ナシ。
ネタバレ含んでいるのでご注意ください。



同盟パートでは、グリーンヒル親子が泣けました。
フレデリカの名セリフ「わたしは自分が立ち直れることを知っていますが、今すぐはダメです」がグッときます。

賊軍ことブラウンシュバイク・リッテンハイム連合では、メルカッツ&シュナイダーが泣けました。
大好きなシーンです。師弟愛!まさかの同盟への亡命!
のちにこれが ”動くシャーウッドの森” へと繋がっていくのでございます。

そしてリヒテンラーデ・ローエングラム枢軸…。
旧作の四期はそれぞれどんな話?と聞かれると、わりと短い言葉で説明できます。
本作で完結した第一期については「キルヒアイスが死ぬまでの話」w
旧作初鑑賞時には原作未読だったため、あのシーンでは何が起こったか一瞬理解できませんでした。

え?すげぇ血ぃ出てるんだけど?いや死ぬだろこれ?え?まさか死ぬの?ええええええ!!(号泣)

…となったのをよく覚えております。
今回も死ぬほど泣くはずなので、少しでも気を落ち着かせるために

アンスバッハはもうね、とにかく立派!主君はボンクラなのに!ちゃんとしてはるわー!

と彼を称える方向でメンタルを調整してから鑑賞したので号泣被害は最小限に抑えられたかと思った矢先に、想定していなかったことが起きました。
宮野真守のお芝居が非常に素晴らしくて激しく心を揺さぶられ、結果的に滝のように涙を流しました。

でも一点だけ残念だった点が。
旧作の演出で、アンスバッハがラインハルトに銃口を向けた際に、すぐさまオーベルシュタインが身を挺してラインハルトの前に盾として立ちはだかる、ごく短い1カットがありました。
無感情で残忍な彼は利己的なのではなく真の忠臣であることを示し、後日主君に対して放つ「閣下、私はあなたをまだ見放してはおりません」の重みが増す、素晴らしい演出だと思っております。
今回も入れてほしかった…。

さて、エンドロール後には地球教中核の面々が登場し、Die Neue Theseはまだまだ続きそうで安心しました。
第二期では最も不快なエピソード?「査問会」があったりしますが、全登場人物中で最も長い名前のエンリケマルチノボルジェスデアランテスエオリベイラ学長も登場するので楽しみですね(白目)