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パンとバスと2度目のハツコイのKのレビュー・感想・評価

3.3
パン屋。フランスパンに罪はない。「それは正しいけど、正しいだけだよ」。緑内障と目薬。バス推しの理由が気になるし知りたい。絵。幼馴染。歯磨きも洗顔もせず眠るのは真似できない。洗濯機。孤独に関する本。パジャマシャツとパジャマ。洗車。「孤独は俺が守るから」。パンとクッキー。駄菓子屋…甘い匂い。付き合ってもいないのに嫌いになれないという思想は同監督『こっぴどい猫』にも登場していた。大室山。「未成年の主張」を思い出す叫び。かたわれ時。逆説告白。話が進行するほどに非現実感が増す。だから駄目という訳ではないけれど、感情移入できる人物はおらず親しみは湧かなかった。何も起こっていないようでいて、しっかり何かが起こっている映画を作るのが今泉監督はやはり上手いと感じる。ゆるめの映画を観たいという目的を達するにはちょうど良い作品だった。
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