キネマ寸評

カットスロート・ナインのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

カットスロート・ナイン(1972年製作の映画)
3.8
それにしても変なウェスタンだ。結構エグい残酷シーンがホラー映画のように続く。ブラインドデッドが出てきそうな音楽。引きから顔に寄っていくカメラ。伏線のあるキャラが出てきては消えて行く。笑えるチープだがスッキリとするラスト。撃った馬食べればいいのに。スペイン定番の男尊女卑レイプシーン。燃えて倒壊する家の逆回し。妹美人感なエマ・コーエンがオッパイだす。割と凝ってる脚本。味わい深い役者。二度見る体力は無いが、グラインドハウス感がたまらない。ヘイトフル・エイトの後に観たので、出典と言われる所以がわかる。最初の馬車乗合の雰囲気や山小屋の感じ。タイポグラフィや編集、音楽。複数伏線キャラと会話劇。タランティーノの原点の一つなんだろう。
キネマ寸評

キネマ寸評