えぬ

マリア・ブラウンの結婚のえぬのレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
4.1
もうめちゃくちゃ…(褒めてる) こんなの朝イチで観たら1日気が狂うでしょ…

爆撃ではじまり爆発で終わる。戦後ってどうしても復興に国をあげて取り掛かるわけだから、もちろん夫の帰りを、生きているってことを、信じるしかないけれど、いざ帰ってくると、マリアの親友ベティとウィリーの様に世の中の雰囲気にのみ込まれてしまう。それでもマリアは自身の「愛」、夫の「愛」をひたむきに信じる。愛することは、ただ1人のために自分のすべてを捧げるようなこと。サッカーのドイツの勝利と最後の爆発は、マリアなりの夫への愛の表現だと思うことにする。

冒頭の結婚式とダンスのシーンが好きだったな。一瞬だけ出てきたファスビンダーがファスビンダーだったのと、やっぱりキャストは常連がいっぱいで嬉しい。

今日含めて3日はファスビンダーDayです。
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