リバイバル上映で劇場で初鑑賞。
本作は、ファスビンダー監督が戦後ドイツを描いた“三部作”の1本であり、混乱の時代を、ひとりの女性が欲望や愛、生存本能を頼りに歩んでいく物語として描き出している。
…
【君に全部あげた 私もあげたわ 全人生を】
ヘルマン・ブラウン 彼女を妻としますか 結婚証明書が外に 取りに行こう 戸籍役場 サインして! 食事は芋と脂身よ どれくらい結婚してたの 半日とまる一晩…
冒頭の爆発から一気に引き込まれた。
女性差別とか性の格差を感じる描写が全くなく、どちらかというとマリアブラウンが自ら性をひけらかすような描写が目立った。こういう映画はエロチックなシーンがしっかり意味…
戦後の女性たちという点で、遠い山なみの光のことも思い出しながら観ていた。
女性を、黒人を、戦後のデフォルト状態をリアリティとフィクションを巧みに織り交ぜて組み立てる。マリアという人物にファスビンダー…
彼のことは好きだけど、夫を愛している
私があなたと寝たの
ベティの前で見せた涙、私泣いてるのね
女と男は同等になるべきなのに、男側にその意識がない←これを男の俳優に、あの時代に言わせること
渋谷哲…
お前が私を抱いたんじゃねえ、私がお前を抱いたんだって言い返すの最高にがき大将で好き
時代と男性に振り回されながら、驚くほど過剰に振る舞う姿が滑稽で切なくて可愛らしかった
何とも言えない気持ちになる…
①貴方が私と寝たのではなく、私が貴方と寝た
②「ギリシャでは自立した女を男の器と言う」→なんで男で表すんだよと思ってたら、マリアが私は器じゃねーしそもそもギリシャ人じゃねーと返していて最高(もっと品…
最初の爆発がすべて。物語は最初は乗れたのに途中からだらだらしててよく分からなかった。哀しき女の運命って感じかな。マリアブラウンの実力もあるけど途中から美貌で権力を勝ち取っていった感も否めなかった。ま…
>>続きを読む© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION