観終われば誰かをドキドキさせたくなる。
「結婚」という契約を通じてみるドラマ。
映画学において、映画では“シェイプシフター”という人物が必ず登場するとされる。
シェイプシフターとは形が変化するもの。
今回は、そのシェイプシフターこそが主人公のマリア・ブラウンなのである。
人は変わりゆくもの。
あなたも過去の自分と比較すれば、多少なりとも変化した部分が見つかるだろう。
男は初めての愛を探し、女は最後の愛を探す。
結末よりもストーリーに意味がある映画。
ファスビンダー作品の中で最も映画らしいと言えばそうかもしれない。