あにちゃん

マリア・ブラウンの結婚のあにちゃんのレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
3.3
観終われば誰かをドキドキさせたくなる。


「結婚」という契約を通じてみるドラマ。


映画学において、映画では“シェイプシフター”という人物が必ず登場するとされる。

シェイプシフターとは形が変化するもの。
今回は、そのシェイプシフターこそが主人公のマリア・ブラウンなのである。


人は変わりゆくもの。
あなたも過去の自分と比較すれば、多少なりとも変化した部分が見つかるだろう。


男は初めての愛を探し、女は最後の愛を探す。


結末よりもストーリーに意味がある映画。
ファスビンダー作品の中で最も映画らしいと言えばそうかもしれない。