黒のレザージャケットにブーツカットのジーンズ、部屋にはシド・ヴィシャスのポスターにブルーハーツのCDなどなど、美術とか衣装はけっこう好みです。
とくにブラックでもなくチェリーレッドでもない、黄色のSGがめちゃカッコ良かった。
路上ライブの彼の部屋にあったキューブリックのDVDボックスセットは、自分もまったく同じものを持っているのでニヤッとしてしまった。
映画としてはけっこう音声が聞きにくくて、そこがインディー映画ならではなんだろけど、ちょっともったいない気がしたかな。
同じような環境で音楽を続けるひと、諦めるひと、実際にいっぱいいるんだろうね。
夢を諦めて定職に就く男と、夢を追い続けてほしいと思っている女に、どことなく熟年版「花束みたいな恋をした」のような雰囲気も感じました。