前作よりも物語のボリューム及びジャンプスケアがマシマシに。殺人ピエロ・ペニーワイズがあの手この手で、大人になったルーザーズ・クラブを脅かしてくる、怒涛の勢いで観客をビビらせてくるのは、前作同様「THEエンタメホラー」といった印象。
登場人物が全員大人(+各々の事情含む)になったことで、前作のようなホラー版『スタンド・バイ・ミー』的な絵面は拝めなくなってしまったが、それでも1作目に回帰する展開が多くとても郷愁をそそられる内容となっていた。色んな怖い思いをしたけれど、これぞ「美しき思い出たち」ってやつか。
子供だけでは飽き足らず大人も食べるようになったりと、前作以上に大暴れしまくるペニーワイズ氏。しかし彼の正体とは何なのか………あの老婆は本当にペニーワイズの娘なのか。そもそも悪魔なのか、それとも実在した人間なのか?そこら辺の掘り下げをもっと欲しかったな〜〜と思いつつ、どうやらドラマシリーズで深堀りしてくださるらしいのでそっちに期待したいところ。