海の子

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の海の子のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【記憶が薄れる謎】
最初から謎が多いチャプター2。街を離れたことにより記憶が薄れるというのは一体どういうことなのか。街を離れなかったマイクだけが”正しく鮮明”な記憶を持っていた。27年も待っていたのであればわざわざ記憶を失う呪いなど無くて良いのでは。恐怖を力にする”それ”に関係あるのかな。
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【ミラーワールド】
見所という見所ではないかもしれないけど、恐怖演出としてよかったなと思ったシーン。ビルが男の子を救う為にミラーワールド(アトラクション)へ入るのだけど、当然四方八方鏡の世界なので、どこから出てくるか分からない。最も心の準備が間に合わない場面。かなり電球がこまめに消えるシーンなので目が痛かった。
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【過去一の血糊を使ったシーン】
記事で見たのが、過去一の血糊を使うシーンがあるというもの。予告編でも出ていたあの場面ですね。べバリーとベンが引き離されて別々の空間へ飛ばされるけど、扉が2つの空間を繋いでいるという演習は面白かった。
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【シャイニングのパロディ?】
ちょうどべバリーが閉じ込められるシーンだけど、シャイニングにめちゃくちゃ似てるんですよね。パロディしたのかは不明だけど、もうシャイニングにしか見えなくて怖いというより興奮しました。スティーブン・キングなので十分ありえる…
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【恐ろしいシーンは??】
これもどこかの記事で見た覚えがあるけど、「大人用のオムツを持ってくることをオススメするよ」なんてことを言っておきながら、そこまでの恐怖演出は無かった。クリーチャーを多用してたから、それかな?とも思ったけど、怖いというより気持ち悪いが勝つ。とはいえ、あのクリーチャーのシーンは割と好きですね。人間の恐怖心をしっかり煽るといいますか、どうなったら気持ちが悪いかを理解されているような感じ。まさに思う壷。
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【脆いピエロ】※一番のネタバレ
いやぁ、これが弱いこと弱いこと。恐怖心が勝っている時はラスボス感半端ないんですけど、人間側が恐怖心を持たずに立ち向かえば畳み掛けることが出来る、ということを理解してしまうと非常に脆い。後半とかただの悪口攻撃だもん。今作はアクション多めだなぁと思っていたけど、まさかメンタル面攻めるとは思ってもいなかった。時折ジョークを交えてきたけど、ラストのシーンが一番笑えるよ。
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