ホラー映画好きなら観ないという手はないやろ。
さて。
ホラー映画っていうのは怖いだけじゃダメ(怖いだけのホラー映画ってあるのかなというアンチテーゼでもある)。
なんとか比喩で表したい。辛さでいってみよう。辛いだけじゃ美味しくないんだよ。辛さの中に「旨味」がなきゃ。その壮絶な辛さの中にも「ああ、これは美味しいものが辛さの中に満ち溢れてる」状態じゃなきゃ。こんな例えじゃダメかな。エグいまでの旨味、いいよね。
怖いだけじゃダメ。怖さの中に丁寧な人物描写やきめ細やかなストーリー展開、納得のラスト(バッドエンディング有り)が有ればなおいいよね。ドラマ性。
怖さをどうしようかどうしようか考えてから作るホラー映画もいいけど、物語の骨子を据えてからホラーが肉付けされていく映画は本格派。
本作は本格派だと思う。それもこれも原作がいいから。自転車売ってたおっさんが実力あるから。
その他ホラーコメディとかシチュエーションホラーとか怪物とかスリラーとかサスペンスとか、定義はわからんがそのど真ん中に本作はあると思う。
みんな同じこと思うといいなあ。子どもと一緒に観たくなるホラー映画シリーズナンバーワン。大人も一緒にね。っていうか鑑賞できる年齢には気をつけてね。
おおおお!そういえばチャプターワン、テレビで思いっきりやってたなあ。お子様と観てもいいってことかな。ブヒ。