第30回東京国際映画祭 コンペティション部門作品
白星より黒星の方がダントツの中年ボクサーが、生活のために欧州王者を狙うボクサーのスパーリングを決意
どんなに惨め思いをしても、家族のために頑張るお父さん
ここ数年、映画祭でボクシングがテーマになっている作品が上映されているのだけど、ガチではないけど、私もかじっていることもあり、必ず観るようにしてます
華やかな勝者の方ではなく、どんなに負けようとも、どんなにバカにされようとも、最後の50戦まではボクサーをやり続ける主人公の拘り、ある意味、彼の美学と言えるのでは…
この作品、主人公の奥さん役、娘役、主人公がスパーリングの相手をする花形スターボクサー役、この方々は今回の作品で初めて演技をされたそうですが、まったくそうとは思えない素晴らしい演技だった
特に娘役の子は、目線とか表情がほんと素晴らしかったです
上映後のQ&Aには監督さん、主役のマチュー・カソヴィッツさん、花形ボクサー役の元WBCチャンピオンのソレイマヌ・ムバイエさんが登壇
とても良いクルーだったんだろうなと思うくらい、仲の良い雰囲気が伝わってきたQ&Aだった