負け犬の美学の作品情報・感想・評価

「負け犬の美学」に投稿された感想・評価

ずん

ずんの感想・評価

3.8
勝つか、負けるかの世界で
負け続けても続けられるのはなぜだろう

決して派手なシーンなどはないけれど、主人公のひた向きな努力や姿勢に心動かされた

またエンディングで映される、負け続けても闘志を燃やし続けている人が世界にはまだまだ居ることにグッときました
sachiki

sachikiの感想・評価

3.8
(167)
エンタメ寄りのボクシング映画って試合とか見てて興奮する。しかし、この映画は淡々としている。
主人公はプロボクサーだが、弱い。
この映画は主人公の生きざまの作品。主人公だってチャンピオンになれないのはわかってる。けど、家族の為、何より自分の為に何度も打ち込れても立ち上がる。不器用ながらもかっこよさを感じる。
チャンピオンって1人しかいないから、今作のような人って結構いるのかなと思ったらまさかのエンドロール。やられた。
ボクサー系とゆうかスポーツ系敬遠してたけど、ちゃんと見ようと反省しました。

物語(人生)に圧倒的な勝利も完全な敗北もいらないんだって思った。
自分の為家族の為期待してくれる人の為挑み続ける。負けは負け。勝ちは勝ち。
どちらも生き様にとったら大切な出来事であり、ひとつひとつ積み重ねる事に意味があるのかも。

挑まず見えない結果に安堵してるなんてダサいダサすぎるぞ自分!と超反省

やっぱリアルを突き詰めた作品は最高だ。
この映画も別にウオオオオオオと盛り上がる場面もなければウオオオオオオと泣くような場面も無いと思います。スティーブが劇的な人生でもなければ怠惰な人生でもない。
あるのは小さな感動がところどころに存在している。そんな感じでした。

サントラくっそ自分好みでした!エレクトロニックロックな感じ!
もう初っ端カサビアンで激モリモリ!だったのにスティーブ負けちゃうけどね笑

もちろん家族愛も良かった。

総じてええ映画でしたぁ
chappy

chappyの感想・評価

2.8
練習を観に来た娘が、父がやられるのをみて、途中で帰ってしまうところ切ない。
エンディング中のボクサー方の方がすごかった。
gol

golの感想・評価

4.2
結果的に負けてしまう事は恥ではない。

恥ずべきは、
やるかやらないかの選択を迫られた時に、
乗り切る可能性があるにもかかわらず、
怖気付き諦める事。
スティーブは自分の為、
そして家族の為に負け戦であろうと、
可能性に賭けて前進してきた。
その結果があの戦績だとしても、
家族にとっては自慢のパパであり、夫なのだろう。

「惜しかった」その言葉には
本当に色々な意味が込められていたのだろう。

本当に格好いい人間でした。
純粋に憧れます。

あと、娘(最初は息子だと思ってた苦笑)が
殺人的に可愛いです。
笑顔のとても可愛い、将来が楽しみなボーイッシュな娘役の子
あんな可愛い子がいたら、どんな殴られようがファイティングするんだろうなぁ
娘の将来を案じる中、お金になるならどんな試合でも受けようと懸命に働き掛ける父の姿。
家族が皆、お金のない中、互いに支え合い日々の暮らしを支え合ってる姿が愛おしい。
主役のボクサーはアメリの相手役だった人、実話。
しぽん

しぽんの感想・評価

4.0
ボクサーとして花を咲かすことは出来なかったスティーブだけど「打たれ強さだけが長所」だと自負していて、周りがもうやめた方が…と言いたくなるほどの痛々しい姿であっても、いくら馬鹿にされても、悲壮感とか出さないし負の感情を持ってない。
むしろ才能を持っていないことを重々承知で、自分のできることを仕事としてやっているような割り切った感じに見えた。家族を養うため、愛する娘にピアノを買ってあげるため。それでもバイトをしながらボクサーを続けているのは、やっぱりボクシングが大好きなんだね…
人生最期の試合でのスティーブは人が変わったように生き生きとしていて「試合」を全うしてた。家族のことを想えばボクシングとバイトの生活はやめて今よりいい仕事に就くこともできただろうけど、大好きなボクシングは捨てられなかった。そうやって自分のために続けてきたボクシングだけど、あの試合は初めて自分以外の人のために勝ちにいった試合だったんだろうなぁ。
練習相手のサンドバッグになりボコボコにされても、50戦目で引退と決めたらその日まで貫き通すスティーブの生き様。「人生の勝ち負けは、自分次第だ」ってセリフが改めてジーンとくる。
成功者とは言えなくても家族のために頑張るお父さんはかっこいいよな。娘の笑顔が全て物語ってた。途中ヒーリングミュージック的BGMのおかげで寝てしまったけど笑、静かに感動できる作品だった。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.1
my映画館2019#2> 13勝33敗3分けの45歳の父親ボクサーの、引退を決めた最後の50戦目の試合までのドラマで・・・自分も含めて勝ち組ではない者達には沁み入るのではないかと。

原題は"スパーリング"で、試合を前にして、リング上で練習相手をする役回りで・・・本作ではチャンピオン候補相手に、道化師の様に無様に打ち込まれるシーンが続く。

いやいや、そんな彼は勇敢なんですよ・・・負けを全く恐れないし、誰に対しても言うべき事は言うし。
そして、単純にボクシングが好きってのが、またたまらなく・・・そんな姿をきっちり認める強者が居るってのもいい。

ラスト、どんな形であれ、家族を笑顔にした時点で勝ちな訳で・・・優秀な指導者として勝ち組に入る姿を妄想しちまいました。

なお、キャストでは、マチュー・カソヴィッツの熱演に尽きます。

P.S.
貸切状態で見れまして、さらに勝ち組の余韻に浸れました(笑)
ボクシング映画って魅力ありますね。
題名に惹かれて鑑賞したが、尻尾を巻いて逃げたわけじゃないし、彼は負け犬なんかじゃなかった。
負ける者にも男の美学、生き様がある。 人生哲学が沢山詰まっていた。
試合に出て、打ちのめされてボコボコにされる。
恐怖感だってあっただろう。
負けても負けても、体はボロボロでも、それでもリングに上がり続ける。 生活の為、自身のプライドの為、理由は各々有るのだろうが、決して負け犬なんかじゃない。 誰もが出来るわけじゃないし、ましてや人生に負けたわけじゃない。
厳しい勝負の世界で、スポットライトの裏側で。勝者の影で、注目される事もないスパーリング相手を買って出た男の物語。
エンドロールで紹介された面々を観ながら、頭の中にクイーン「We are the champions」が流れた。
スティーブ45歳、こうみえて職業はボクサー、戦績49戦 13勝3分33敗。引退を決めている50戦まであと1つ。奥さんとの約束を破り、一家の大黒柱としてスパーリングパートナーになる。ボコボコにされるスティーブ、笑う周囲、心配する妻、心配と悔しさに悩む娘。スティーブが魅せる負け犬美学とは、引退を勝利で飾ることが出来るのかー。

面白かった?面白いというか、リアルでダサくて、かっこよくて、昔風に言えば男らしい、そんなスティーブを観れてよかったと思える。

エンドロール直前の、実在選手の紹介も正直驚いた。劇中でも使っていたが、才能わ「持っている」のと、それを好きだと思う気持ちは、イコールとは限らない。

多くの人が小さい時に目指した夢を諦める中、信念でやりきる。そこには美学がある。
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