片腕マシンボーイ

地球はお祭り騒ぎの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

地球はお祭り騒ぎ(2017年製作の映画)
4.2
今村さん笑ってなかった?車中ずっと隣で爆裂フリートークが止まらない渡辺紘文に対して無表情無反応を貫き通した今村樂、しかしマシンボーイには終盤の今村樂の表情に微かに笑みらしきものを感じ……なんか嬉しくなっちゃったよなぁ!

ポールのライブ観に行くぞ!って話

大田原愚豚舎作品、こないだ観た「プールサイドマン」とほぼ同じ構成の兄弟編と言って良い作品なんやが、先に産まれた「プールサイドマン」が人間の持つ憎しみや狂気を描いていたのに対して、本作は喜びや愛といった真逆の方向から人間に踏み込んでいるよ!

今村樂さん演じる寡黙な男と、渡辺紘文演じるとにかくよく喋る同僚が共に車で目的地を目指す、っつ〜構成は「プールサイドマン」と同じなんやが、本作はなんと言っても共にビートルズファンなふたりがポールの東京ドーム公演を観るために大田原から東京を目指す!っつ〜素晴らしき舞台設定!
そして、もちろんそんじょそこらのしゃべくり漫才師では置いてきぼりくらうハイスピードトークが止まらない渡辺紘文!
ボブ・ディランがノーベル賞を受賞した事に対してボブ・ディラン本人よりドヤ顔しているファンおじさんdisにはじまり、はじめてリンゴやポールを観た時の感動を思い出して咽び泣き、オノ・ヨーコからはじまるお尻を90分眺める不毛な時間、そして再び訪れるワンピース読んで仲間こそ最高!言い出す糞達を叩きのめすタイム!ゲラゲラ
今村さんがどこで笑った?かはその目で確かめてくれ!マシンボーイはずっと笑ってた

そしてお目当てのポールのライブも終わり……旅の終わりにしんみりしていたら、ひゃー!おばあちゃんの100歳の誕生日会っつ〜最大のイベントによるクライマックス!
ってか今村さん普通におばあちゃんとおしゃべりしてやんの、さすがに寡黙キャラ貫けんかったかぁ……残念

あ、オープニングクレジットで今村樂の次に、リンゴってでたから、おや!リンゴ・スター特別出演あんのか?思ったらば……今村さんの相棒のワンがリンゴちゃんやったぞぉ!最初はねリンゴちゃんは可愛いのは確かなんやがマシンボーイの好みとは全く違ったからば、今田美桜とか有村架純みたいなタイプやな……思っていたんやが、まぁ最終的にはリンゴちゃん最高やなぁ!って大好きになってた、今村さんの食べるパンが欲しくて仕方ないリンゴちゃん最高ぺろぺろ

まぁそんなこんなで、 All You Need Is Loveな素晴らしき作品やったんでみんなもぜひ「プールサイドマン」で絶望した後に本作観てバンザイしてくれよな!やったー!

ちなみにマシンボーイは「ラバー・ソウル」が1番好きかなぁ?