ヒラッツカリー

SUNNY 強い気持ち・強い愛のヒラッツカリーのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
3.7
90年代。
昭和生まれのみが味わった、バブル後の日本を象徴するような、、今の言葉で言う「エモい」時代だと僕は思います。
僕は小学校から中学校の多感な頃を田舎で過ごしたのでこの物語に登場するような"ギャル"達には面と向かって出会ったことはないのだけれど、eggとかその手の雑誌もテレビだって浮き足立っていたし、何よりも90'sと呼ばれる音楽に毒された一人でありました。小室サウンドと呼ばれる音楽は何があれど触れているわけで。安室奈美恵、globe、TRF。それこそ主演の篠原涼子もそうだったわけで。
映画冒頭からsweet19blues。安室奈美恵が引退するという今年だからこそなんだろうな、この「平成」という時代を彩った一人の立役者に対する愛情と自分の思い出なんかをごっちゃにしてしまって勝手に開始10分程で泣いてしまっていた。
それからただただ懐かしさ、ノスタルジーに浸りながら話は進んでいく。
広瀬すずの"かっぺ"感がただひたすらに可愛くて。
山本舞香と池田エライザが変にカッコよくクールでいて。
渡辺直美の絵力と面白さ。
三浦春馬のクソカッコよさ。ビビるw
ともさかりえの久しぶりに見た懐かしさとなんとも言えない雰囲気となんとも言えない演技力。
役者陣が豪華で面白い。
がしかし。
あえていうなら…lalala lovesongのあのミュージカルシーンは要らないんじゃないか…
まず、合わない。まあ、90年代を代表する曲ではあるけれど、、、違和感。あのシーンだけ小っ恥ずかしくなりまして。あとはなんというか、ノスタルジックさをだしかったんだろうけども登場人物をアップにして後ろをボカしてキラっとさせる感覚が所々違和感だったり。
90年代を少なくとも触れてないと分かりにくいんじゃないかと強く思ってしまいました。

けど個人的には、懐かしさを感じ、友情とはかけがえのないものだと強く思わせてくれました。
90'sサウンド。最高です。ありがとう。安室ちゃん。TK。
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