思ったよりかなり良かった。
今年も大根印・大根マナー満載の映画を観れて幸せですわ。
松谷創一郎「ギャルと不思議ちゃん論」や長谷川晶一「ギャルと僕らの20年史」を副読本としながら観たい。
今や歴史として語られるようになった90年代である。本作品は批評対象としてのコギャル文化の強度の証左でもあると思うし、コギャル文化を主題とした時代劇であると思う。
強いて気になったところをいくつか。
⑴ダンスコンペの曲がオザケンなのは完全にダイコンの趣味なのでは。。嫌いじゃないけども
⑵エヴァにハマってる兄貴が単なるヘイトの対象として描かれているのは如何なものか。日向にいたコギャルと当時は完全なる日陰者だったオタクを対比する意図はわかるが
⑶にしても、池田エライザの大人版キャストで予定されていたのは誰だったのだろうかと考えずにはいられない。
ここのキャスティングに成功していたら広瀬すずとの三角関係物語ももうちょい複雑化できたんだろうなと思う。
